2006/05/27

イーノの Apollo なんて誰も知らないそうです

たまたま Deep Blue Day が電車おたくのサントラに入っているから、みんなそれ聴いてるだけなんだそうです。そうですか、私が悪うございました。ごめんなさい。ひとりで月の裏に逝ってきます。

Lust for Life が有名になったのも、この映画のお陰なんだそうです。そうですか。Lust for Life でドラムを叩いてるハント・セールス(Hunt Sales)がパリス(Paris)というバンドにいたなんてこと、もちろんみなさんご存知ないですね。お詫びのしるしにご紹介します。

2番目、3番目の写真を撮影したカメラマンは Gernot Plitz といって 1970年代中頃の Penthouse で活躍してた人。

2006/05/26

ブライアン・イーノの曲では Deep Blue Day が一番人気

Last.fm のチャート見てると、ときどき「へー、世の中そんなんなってたんですか」と思うことがある。ま、2006年現在 Last.fm を使っているようなタイプの人たちの世の中でしかないんだけどさ。

チャートの上位に上がってくるのはもちろんシングルヒット曲がほとんど。あとアルバム先頭の曲も上位に入りがち。リッピングして曲を聴く場合、1曲目だけ聴いて「あ、やっぱ気分じゃない。別のやつ」って切り替えることが多いからね。

35年くらいになる芸能生活を通じてまともなヒット曲のない Eno の場合、チャートのナンバーワンはどの曲かといえば、それが Apollo の Deep Blue Day なんでございますよ。へええ、みんな Deep Blue Day 好きなんだ。

Apollo ってのはアポロ計画のドキュメンタリー映画 For All Mankind (昔、日本でも「宇宙へのフロンティア」ってタイトルで劇場公開されてた。観てないけど)のサントラ。アンビエントじゃなく、音楽そのものが正面に出てくるタイプの曲で構成されてる。やっぱ普通に鑑賞できるタイプの曲のほうがみんな好きなのね。

Deep Blue Day がどんな曲かってゆうと、きみはアポロ13号の乗組員だ。名前はトム少佐。宇宙空間で船が故障した。窓からは地球が見える。酸素も電気もなくなって、地球との通信も途絶えて、何十時間もずっとさぶくて、苦しくて、真っ暗で、そうゆうのも全部通り越してもう意識が遠のき始めた。そのとき突然どこかでハワイアンが流れ出すんだ。それがこの曲だ。トロピカルなんだ。盛り上がるぜ。嘘じゃない。聴いてみれ。

ちなみに現代の力石徹のドキュメンタリーでも Apollo の曲が使われ、力石は Eno をバックに走っていたらしい。

2006/05/05

JBL on tour とか Quod Libet とか eMusic とか

出稼ぎ用スピーカー買った。小さいのにボリューム上げても音が割れないとこがエラい。ベースの音が出ないのは仕方ない。我慢する。

このスピーカーと一緒に使うソフトをいくつか試したんだけど Quod Libet が一番良かった。インターフェースは iTunes なんかよりずっといい。プラグインも Python で書ける。ただ GStreamer 0.10 を要求するので、新し目のディストリビューションじゃないとインストールが大変。

そんで最近は CD から一々リッピングするのが面倒になってきて eMusic を試してみたんだけど、結構品揃えが充実してる。The Kinks は RCA、Arista 作品全部揃ってる。Eno は Wrong Way Up や Neroli なんかの All Saints 作品がある。Miles Davis は Prestige 時代のやつ全部。Jah Wobble の 30 Hertz レーベルものも揃ってるし、Lee Perry とか Ras Michael and The Sons Of Negus とか U Roy とか Big Youth とかの70年代レゲエがたくさん、James Blood Ulmer や Vic Godard And The Subway Sect に、あとなんだ、Tubeway Army なんてのもあったな。もう CD いらない。