2006/05/26

ブライアン・イーノの曲では Deep Blue Day が一番人気

Last.fm のチャート見てると、ときどき「へー、世の中そんなんなってたんですか」と思うことがある。ま、2006年現在 Last.fm を使っているようなタイプの人たちの世の中でしかないんだけどさ。

チャートの上位に上がってくるのはもちろんシングルヒット曲がほとんど。あとアルバム先頭の曲も上位に入りがち。リッピングして曲を聴く場合、1曲目だけ聴いて「あ、やっぱ気分じゃない。別のやつ」って切り替えることが多いからね。

35年くらいになる芸能生活を通じてまともなヒット曲のない Eno の場合、チャートのナンバーワンはどの曲かといえば、それが Apollo の Deep Blue Day なんでございますよ。へええ、みんな Deep Blue Day 好きなんだ。

Apollo ってのはアポロ計画のドキュメンタリー映画 For All Mankind (昔、日本でも「宇宙へのフロンティア」ってタイトルで劇場公開されてた。観てないけど)のサントラ。アンビエントじゃなく、音楽そのものが正面に出てくるタイプの曲で構成されてる。やっぱ普通に鑑賞できるタイプの曲のほうがみんな好きなのね。

Deep Blue Day がどんな曲かってゆうと、きみはアポロ13号の乗組員だ。名前はトム少佐。宇宙空間で船が故障した。窓からは地球が見える。酸素も電気もなくなって、地球との通信も途絶えて、何十時間もずっとさぶくて、苦しくて、真っ暗で、そうゆうのも全部通り越してもう意識が遠のき始めた。そのとき突然どこかでハワイアンが流れ出すんだ。それがこの曲だ。トロピカルなんだ。盛り上がるぜ。嘘じゃない。聴いてみれ。

ちなみに現代の力石徹のドキュメンタリーでも Apollo の曲が使われ、力石は Eno をバックに走っていたらしい。

2006/05/05

JBL on tour とか Quod Libet とか eMusic とか

出稼ぎ用スピーカー買った。小さいのにボリューム上げても音が割れないとこがエラい。ベースの音が出ないのは仕方ない。我慢する。

このスピーカーと一緒に使うソフトをいくつか試したんだけど Quod Libet が一番良かった。インターフェースは iTunes なんかよりずっといい。プラグインも Python で書ける。ただ GStreamer 0.10 を要求するので、新し目のディストリビューションじゃないとインストールが大変。

そんで最近は CD から一々リッピングするのが面倒になってきて eMusic を試してみたんだけど、結構品揃えが充実してる。The Kinks は RCA、Arista 作品全部揃ってる。Eno は Wrong Way Up や Neroli なんかの All Saints 作品がある。Miles Davis は Prestige 時代のやつ全部。Jah Wobble の 30 Hertz レーベルものも揃ってるし、Lee Perry とか Ras Michael and The Sons Of Negus とか U Roy とか Big Youth とかの70年代レゲエがたくさん、James Blood Ulmer や Vic Godard And The Subway Sect に、あとなんだ、Tubeway Army なんてのもあったな。もう CD いらない。

2006/03/24

The Slits 再結成!

The Return of the Giant Slits

きた?きた?こうゆうのが世間に認められる日、やっときた?30年近く?長かったね。時間かかったね。IPV6 ほどじゃないけど。

2006/02/26

ディス・ヒート

先日再発されたディス・ヒート(This Heat)のファースト聴いた。メンバーが立ち合ってリマスターしたということで音は良いのだけど、曲のつなぎがマズい。

  1. テストパターン
  2. 水平同期
  3. 手を振っているんじゃないってば
  4. 黄昏の家具
  5. 24番トラックのループ
  6. ヴォルムス公会議
  7. ガス漏れ状音楽
  8. 熱帯雨林
  9. サイゴン陥落
  10. テストパターン

全11曲でアナログ盤は1から5までがA面、6以降がB面だったの。曲名は分かれてるけど1と2はくっついてて実質1曲。7曲目以降も最後までが全部くっついてて1曲なんだけど、CD だと全部一瞬音が途切れちゃうんだよ。「熱帯雨林」の最後の方は「サイゴン陥落」のイントロが完全にかぶってるのだけど、途中で切れてんのよ。御粗末。

CD 買った人はリッピング後、ファイルを連結して聴きましょう。

曲のオンライン販売意識してぶつ切りにしたんだろうか?1曲いくらという値段設定だと曲数が多いほうが有利だもんねえ。ビートルズのアビーロードとか CD ではどうなってたっけ?

2006/02/19

This Heat

ファーストアルバムが再発されてた

1970年代末から80年代頭にかけて「21世紀なんて絶対来ない。その前に核戦争とかで全部消滅してるに決まってる」と思い込んでた人たちはみんなこれ聴いてました。まさか本当に来るとは思ってなかったよ、21世紀。

2006/01/15

ホワイト・ストライプスの来日延期になってたんね

急性喉頭炎?2週間声出しちゃだめなんだって。声出ないって、そらマズいでしょう。治るまでゆっくり休んでください。ちゃんと直すために必要なら5年くらい休んでもいいです。オラが許可します。

2005/12/04

倒壊の危機(The Body Acoustic - シンディ・ローパー)

シンディ・ローパー(Cyndi Lauper)のニューアルバム「The Body Acoustic」が届いた。ジャケット見るとなんか FBI ANTI-PIRACY WARNING とか書いてあって厳重警備だぞ。詳しくは http://cp.sonybmg.com/xcp/ をご覧くださいとか書いてあるぞ。ひょ、ひょっとしてこれは今、世間を騒がせている姉歯建築士が設計した Rootkit というやつではないのか?もうリッピングして Ogg Vorbis に変換しちゃったぞ。オ、オラのパソコンも倒壊しちゃうの?

おまけに最後の曲 Girls Just Wanna Have Fun では Cyndi の声とは正反対のばつぐんに気の抜けたコーラスが入ってるぞ。どっかで聴いた声だぞ。なんか日本語でしゃべってるぞ。なんと、日本が誇る最強の Rootkit セナハハンチモニンナモニクニクニの人たちではないか。