2003/04/30

Send - ワイアー

ワイアー(Wire)の新作「SEND」が到着しました。すばらしい。1977年以来、身体によく効く電気な音を出し続けております。昔はこんなでしたが、最近は年季が入ってこんなんなり、電圧がさらに上がっています。この調子であと25年くらい行ってほしいです。そのときを楽しみにしてます。

なお、SEND の11曲中7曲が先行して発売された Read & Burn 01, 02 とカブっていますが(うち1曲は別バージョン)、PostEverything から購入すると、10曲入りのライブ CD(昨年シカゴで収録)が付いてきます。国内版にはおまけが付かないので注意。

2003/04/24

Love Will Tear Us Apart が聴こえる

2人で生活する分には1日10ドルくらいあれば十分です」のトロットさんちは、いよいよネオテニーの出資でホスティングサービスを立ち上げるそうです。トロットさん夫婦は「あの頃、お金はなかったけど、毎日とても楽しかったね」な時代に終りを告げ、Blogger や Radio Userland と同じ土俵に上がるわけです。なんだか切ないね。人生だね。この曲でも聴いてしみじみしましょう。

2003/04/14

オープンソースな音楽レーベル Opsound

さて、一部で(ビジュアルが?)インパクトありすぎという話も出ている Opsound、コピーレフトな音楽を提供するオンラインレコードレーベルです。ルックスの話はともかくとして(笑)、音楽の場合、理念先行のムーブメントは往々にして音楽自体が貧弱になりがち。ニューヨークのおっしゃれーなアーティスト中心というのも、一般庶民に敬遠される確率が高い。果して Opsound は新しいユニークな音楽を生み出せるか?

注: サイトにはコピーレフトと書いてあるけど、ラインセンスは GPL じゃなくて、Creative Commons Attribution-ShareAlike 1.0 です。

2003/04/08

低迷するネットラジオ界で健闘するハイテクおたく

HotWired Japan の記事から。このKenRadio、ネットラジオって書いてありますが、ライブストリーミングじゃなくて、オーディオファイルのダウンロードですね。いわばしゃべりで作るウェブログ。文章書くのは得意じゃないけど、しゃべりなら...という人も世の中にはたくさんいるわけで、こういうのもありだと思う。音楽著作件云々の面倒な世界とも無縁でいられるしね。しゃべりで食っていきたい芸人さん、これからはインターネットが舞台ですよ。

BitTorrent みたいなソフトウェアはこういうおしゃべりウェブログと連動する形にするとおもしろいぞ。ちなみに岩田はあしたまのおねいちゃんのしゃべりが大好きです。あ、こっちのページで「ノラや」をハケーン!

2003/04/06

The Meaning of Life (愛が始まるとき - 風吹ジュン)

ふるかわさんの人生の目的は風吹ジュンと結婚することだそうだ。最近の若者には珍しく、なかなかしっかりした良い目的を持っていると思う。しかしだな、私は1974年、小学生の頃からかの名曲「愛が始まるとき」を愛唱してきたのだ。山上たつひこ氏の名作「がきデカ」は全巻読破したかね? あのジュンちゃんはもちろん風吹ジュンがモデルになっている(ちなみに西条くんは西城秀樹で、あべ先生はあべ静江)。当時のイケてる小学生は、少年チャンピオンの「がきデカ」と少年マガジンの「デビルマン」を読み、「愛が始まるとき」を歌いながら練馬変態クラブごっこをしていたのだ。

元祖茶髪アイドル、日本歌謡曲史上最も歌の下手な歌手として登場した彼女は、一部小中学生の間でカルト的な人気を博したものの、その後ヤクザに拉致されたとか、実は中卒だったとか、元ホステスで2歳サバをよんでいたとかのスキャンダルでアイドル世界を追放され、脱いだり芸能界の大物と結婚したり子ども抱えて離婚したりで、一時はただひたすら毎日台所で鍋を磨いていたそうです。一人前の役者として認められ始めたのは40歳に近くなってからです。その後も元ダンナが覚醒剤で逮捕とかありました。現在の風吹ジュンが確立するまで、仕込みに30年くらいかかってるんですよ。ナロンエースや月桂冠の CM なんて、ホントは涙なしには見られないの。

だからね、若い人は20年、30年後、今の風吹ジュンみたいになれるような人を探しなさい。