HuntingGirledCollective でみつけたネタ。
ここ数年、音信のなかったデニス・ボーヴェルが何と日本の芸能界でお仕事してました。中島美嘉ってどんな歌歌う人なのか知らんのだけど、デニス・ボーヴェルに目を付けるとはなかなか...と思ったらなんだ、こっちの企画を使いまわしただけなのか。
ついでだからデニス・ボーヴェル作品を紹介しとこ。
- Matumbi The Best Of Matumbi
- マトゥンビって読みます。デニス・ボーヴェルが在籍していた UK レゲエバンドです。昔、内田裕也主演の映画で「餌食」ってのがありましてね。内田裕也演ずる売れないミュージシャンがマトゥンビの音を聴いてぶっとび、彼らを日本のレコード会社に売り込もうとする話なんです。マトゥンビのメンバは出てこないけど、ずっとマトゥンビの曲が流れてる映画でした。ウォークマンのまだない時代でしたから、内田裕也はでかいラジカセをかついで、大きなヘッドフォンを着けて音楽聴いてました。売り込みは失敗して、仲間たちはみんな殺され、最後に内田裕也は歩行者天国で銃を乱射するという、なんだか今の時代の方がしっくりくるような映画でした。
- The Pop Group Y
- プロデューサ、ダブ・エンジニアとしてのデニス・ボーヴェルのデビュー作です。もうすっかり忘れられているけど「俺たちは曲の著作権を放棄する!俺たちはみんなと曲を共有したいんだ!!」なんて、20数年前に言ってたのが、このポップ・グループの人たちです。しかし当時の反応は「この曲を共有するって言われてもねぇ」というものばかりでした。今でもこの歌詞とボーカルのスタイルには赤面します。
- The Slits Cut
- デニス・ボーヴェルがプロデュースした不朽の名作。ジャケットは Y のパロディです。女の子3人組です。CUT には割礼という意味もあります。メンバー最年少所のアリ・アップは当時17か18で、私とおない年です。高校生だった私はジャケット見てちびり、音を聴いてちびりが止まんなくなりました。ジャケット写真の左側がアリで、ジョニーロットンは彼女のお母さんのノーラと結婚しております。