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2011/11/30

PiL ニューアルバムのタイトルは「This is PiL」?

PiL @ the Royale Boston by bradsearles
PiL @ the Royale Boston, a photo by bradsearles on Flickr.

9月のレコーディング完了のお知らせ以降、しばらく音沙汰のなかった PiL ですが、昨日 BBC Radio 6 の Breakfast Show にちょっとだけジョン・ライドン(John Lydon)が登場し、ニューアルバムについて話してました。

アルバムのタイトルはアルバム内容そのものを示す「This is PiL」になると思う。俺たちの全活動、あらゆる努力とエネルギーを注ぎ込んだレコードなんだ。

John Lydon names new PiL album

12曲入りのアルバムで来春リリース予定、そのすぐ後には UK/ヨーロッパのツアーも予定しているそうです。うまくいけば来年また、今度は新曲を引っ提げて日本に来てくれるかもしれません。

他のメンバーは最近どうしてるかといえば、ルー・エドモンズ(Lu Edmonds)はミーコンズ(Mekons)としてニューアルバム「Ancient & Modern」をリリース、一緒にツアーをやってます

ブルース・スミス(Bruce Smith)はポップ・グループ(The Pop Group)として ATP に出演した後、ヴィヴ・アルバーティン(Viv Albertine)のアルバム・レコーディングに参加しています。

スコット・ファース(Scott Firth)はザ・ディープ・モー(The Deep Mo)のギタリストとしてライブ活動をしています。

2011/09/23

PiL がツアーで新曲を披露しなかった理由

John Lydon a.k.a. Johnny Rotten by Joao Friezas
John Lydon a.k.a. Johnny Rotten, a photo by Joao Friezas on Flickr.

8月の日本でのコンサートを最後に今年のツアーを終了した PiL は、それまでツアーの合間に断続的におこなっていたレコーディングに復帰し、アルバム作成を完了したもようです。ジョン・ライドン(John Lydon)はトロント映画祭に行ったときのインタビューで「トータル6週間のレコーディングで12曲を録音した」と言ってました。ね、言ったでしょう。レコーディング直前に詩の10曲や20曲が燃えたところで、今のジョンと PiL にはそれをものともしない勢いがあるんですってば。

で、次の問題はどこのレコード会社と契約し、いつリリースされるかですが、オフィシャル・サイトのニュースによると「新しいスタジオ・アルバムが完成したが、リリースは来年」とのことです。

「うーん、年内のリリースはないのか、残念。レコード会社、まだ決まらないのかなあ。PiL くらいのネーム・バリューがあれば、いくらでも他のレコード会社からオファーがあると思うけどな。でなきゃさっさと自分のレーベルを立ち上げてリリースできるはずなのに、なぜそうしないんだろう?」って誰もが思いますよね。でも現実はそう簡単ではないみたいです。調べてみたら、去年おこなわれたジョンのインタビューでこんなのが見つかりました。

ツアーのセットリストには新曲が一曲もない。これはバンドがいまだ古いレコード会社との契約に縛られているためだ。
「(新曲を演奏することで)レコード会社から権利がどうこう訴えられるような状況にしたくないんだ。」

Punk rocker John Lydon has plenty of attitude to spread around

他のインタビューでは「新曲はやらないんですか?」という質問に対し「PiL は今までさんざん色んなところでパクられてきたからな。レコードを出すまでは演りたくないんだよ。」などとトボケていましたが、実はこういう事情があったんです。ヴァージン・レコードとの契約が継続しているため、移籍などによってヴァージンとの関係を絶ち切らない限り、勝手にレコードをリリースできない。もし新曲を発表すれば自動的にその権利をヴァージンに渡してしまうことになる、というのが真相みたいです。

ConcertLive から出ているところを見ると、古い曲を演奏したライブ CD のリリースについては契約に引っかからないみたいです。とりあえずファンとして力になれるのは、最新のライブ CD を買うことぐらいしかありません。「Live At The Isle Of Wight Festival 2011」、みんなで買いましょう。現時点での最高傑作です。CD の国内発売は遅れて10月になるそうですが、MP3 ダウンロード版は9月19日から販売が始まってます。余裕のある人は両方買っちゃってかまいません。

一方、ジョン以外のメンバーの動きですが、ルー・エドモンズ(Lu Edmonds)はレ・トリアボリーク(Les Triaboliques)としての活動を再開、ブルース・スミス(Bruce Smith)はポップ・グループ(The Pop Group)として ATP America の I'll Be Your Mirror への出演が決まっています。

2011/07/31

ジョン・ライドンの妻ノーラがラッパーとしてデビュー?

昨年10月に亡くなったスリッツ(The Slits)のヴォーカリスト、アリ・アップ(Ari Up)を偲んでのダンスパーティ A Punky Reggae Tribute to Ari Up が昨日イギリスのブリストルで開催されました。

スリッツのメンバー、テッサ・ポリット(Tessa Pollitt)、ホリー・クック(Hollie Cook)をはじめ、エイドリアン・シャーウッド(Adrian Sherwood)、ポップ・グループ(The Pop Group)のマーク・スチュワート(Mark Stewart)など、生前アリと活動を共にしたミュージシャンがたくさん出演したのですが、アリの母親のノーラ(Nora Foster)がなんと特別出演、ヴィヴ・アルバーティン(Viv Albertine)のギターをバックにラップを披露したそうです。

Great evening at The Thunderbolt I Loved playing guitar whilst Nora rapped7月30日 via Twitter for iPhone Favorite Retweet Reply

ノーラはもちろんジョン・ライドンの妻でもあります。以前ジョンがインタビューで「今まで聴いたことないほど早口のラッパーで、みんながぎょっとするようなすごいドイツ語なまりでラップするんだ」と言ってました。

ノーラはジョンより14歳年上なのでもう70歳近いはずなんですが、アリの母親でジョンと30年以上も連れ添ってきたような人ですからハンパじゃありません。先日の火事のときも「あんたたち、火事の現場の写真が撮りたいんでしょ。さあどうぞ、いくらでも撮りなさいよ」と言わんばかりの堂々とした写真がニュースサイトに掲載されていました

一度ノーラのラップ聴いてみたいな。YouTube にアップされないかな。

2003/10/24

デニス・ボーヴェルがこんなところに

HuntingGirledCollective でみつけたネタ。

ここ数年、音信のなかったデニス・ボーヴェルが何と日本の芸能界でお仕事してました。中島美嘉ってどんな歌歌う人なのか知らんのだけど、デニス・ボーヴェルに目を付けるとはなかなか...と思ったらなんだ、こっちの企画を使いまわしただけなのか。

ついでだからデニス・ボーヴェル作品を紹介しとこ。

Matumbi The Best Of Matumbi
マトゥンビって読みます。デニス・ボーヴェルが在籍していた UK レゲエバンドです。昔、内田裕也主演の映画で「餌食」ってのがありましてね。内田裕也演ずる売れないミュージシャンがマトゥンビの音を聴いてぶっとび、彼らを日本のレコード会社に売り込もうとする話なんです。マトゥンビのメンバは出てこないけど、ずっとマトゥンビの曲が流れてる映画でした。ウォークマンのまだない時代でしたから、内田裕也はでかいラジカセをかついで、大きなヘッドフォンを着けて音楽聴いてました。売り込みは失敗して、仲間たちはみんな殺され、最後に内田裕也は歩行者天国で銃を乱射するという、なんだか今の時代の方がしっくりくるような映画でした。
The Pop Group Y
プロデューサ、ダブ・エンジニアとしてのデニス・ボーヴェルのデビュー作です。もうすっかり忘れられているけど「俺たちは曲の著作権を放棄する!俺たちはみんなと曲を共有したいんだ!!」なんて、20数年前に言ってたのが、このポップ・グループの人たちです。しかし当時の反応は「この曲を共有するって言われてもねぇ」というものばかりでした。今でもこの歌詞とボーカルのスタイルには赤面します。
The Slits Cut
デニス・ボーヴェルがプロデュースした不朽の名作。ジャケットは Y のパロディです。女の子3人組です。CUT には割礼という意味もあります。メンバー最年少所のアリ・アップは当時17か18で、私とおない年です。高校生だった私はジャケット見てちびり、音を聴いてちびりが止まんなくなりました。ジャケット写真の左側がアリで、ジョニーロットンは彼女のお母さんのノーラと結婚しております。