The Raincoats @ ATP (Curated by Pavement), Minehead 05/2010, a photo by DG Jones on Flickr. |
例によってどこもニュースにしないので、オラが謹しんでお知らせします。レインコーツ(The Raincoats)のおばちゃんたちが昨秋に引き続き、今月また北米ツアーに出ます。
まあツアーといっても6ヶ所だけなんですけどね。前々から9日の ATP 出演は決まっていたので、「1回だけじゃもったいないから、ついでに何ヶ所か廻ろっか?」ぐらいのノリなんだと思います。無理はしないんです。
無理はしなくていいんだけど、でも、もうそろそろ新作を出してもいいんじゃないかなあ。前作の「Looking in the Shadows 」から16年も経ってるんだし、また日本にも来てほしいし。
ビデオは2010年来日時のステージです。前にも書いた通り、レインコーツのライヴ・ビデオにはちゃんと撮られたのがほとんどないんですが、これは Contrarede が正式に撮影したものなので、画質、音質共にばっちりです。
曲は1979年発表のファーストアルバムに収録されてる「You're A Million」です。未練たらたらの別れ話を歌ったものなんですが、立派なおばちゃんになったレインコーツが歌うと、長年連れ添い、定年退職になったばかりの旦那に三行半を突き付ける歌にも聞こえます。切ないです。自分の怒りと悲しさだけじゃなく、相手の行く末まで憂えているようで、とっても切ないです。
だけどやっぱり、ヴァイオリンのアン・ウッド(Anne Wood)はセクスィでかっこいいなあ。子どもにはわかんないだろうけど。
もうおしまい
これでいいでしょう
私は誰も愛さなかった
雨があなたを濡らすことはなかったし
お日様があなたを暖めることもなかったもうおしまい
これでいいでしょう
あなたは何も支払う必要なんてない
わたしは何も失っていないんだから
もう止めにしましょう
出ていってちょうだいあとは何でも勝手にするがいいわ
もうあなたなんかに煩わされたくない
本当にイライラするの
四方を壁で囲まれてるみたいにもうおしまい
これでいいでしょう
私は誰も愛さなかった
あなたとは、もう風前の灯
ずっとあなたを愛してたのに
あなたとは、もうおしまい
あなたのことが好きだったのにわたしたちは風前の灯
わたしたちはもうおしまい