2010/11/16

UK 音楽サイト I Like Music でジョン・ライドン特集

PiL @ Benicàssim by fiberfib
PiL @ Benicàssim, a photo by fiberfib on Flickr.

イギリスの音楽サイト I Like Music でジョン・ライドン(John Lydon)特集が組まれています。なんだよ、今頃おせーよ、なんでツアーのときにやらないんだよとか思いますが、インタビューの内容を読むと、どうもこのサイト、あまり昔のことを知らない若いスタッフで運営されているようで、今になってジョニーおじさんの素晴しさに気付き、急遽特集を組んだようにも見えます。だったら許してあげます。

ジョニーおじさんは最近、ご幼少時の写真から健康診断のX線写真まで、あんなのやこんなのまで、おじさんの軌跡すべて無修正で収録した750部限定の写真集 Mr.Rotten's scrapbook を発表しました。

昨年末、PiL の ライブ CD ALiFE 2009 を手がけた ConcertLive からの発売です。お値段は449ポンド(約6万円)。事前予約すると安くなるけど、それでも379ポンド(約5万円)。事前予約で全部ハケたら約3,800万円の売上げ、結構な金額になるなあ。もう今さら普通のレコード会社と契約したってろくなことないんだから、今後も Concert Live と組んで色々新しいことやっていくのが良いんでは?

期待の PiL の新作は「今年の年末には出す」と言っていたんですが、ジョンの父親の死をはじめ、マルコム・マクラーレン、義理の娘アリ・アップと身近な人の不幸が重なりかなりまいっていて、アルバム製作は中止しているそうです。

特集記事今週の1曲は 「フォー・エンクローズド・ウォールズ(Four Enclosed Walls)」です。8月末のイスラエル、テルアビブでのコンサートでも、やはりちゃんと歌ったそうです。

政府なんて関係ない。扇動や分断工作に屈したら、俺たちが批判している当の政府と同じ穴のムジナになってしまう。イスラエル政府は俺のイスラエル入りをあまり歓迎していなかったがイスラエルの人々は違った。もちろん、聴衆の中にはイスラム教徒もいた。(ユダヤとイスラム)2つの人々をひとつところに集めるなんてすてきだろ。俺はイスラエルの聴衆に昔の PiL の曲、Four Enclosed Walls を一緒に歌わせたんだ。「アッラー」というリフレインのある曲だよ。「アァァァァァァッラァァァアァァ」ってな。そうさ、俺たちみんなでアッラーを讃えたんだ。イスラエルでさ。ユダヤジョークにしちゃ上出来だろ?ハハ。

注目の投稿

便所と夫婦と世界が抱える問題 (Double Trouble - Public Image Ltd)

いったい何をごちゃごちゃ言ってんだよ。何だって?トイレがまたぶっこわれた?ああ、前は俺が直したよ。また配管屋を頼めって言ったろ。何度でも頼めって...。 なんということでしょう。PiLのニューアルバムWhat the World Needs Now...はトラブルの歌で幕...