Anaïs Mitchell, a photo by Niklas on Flickr. |
デイヴィッド・リンチ(David Lynch)が映画を作らずにあまりぱっとしないサウンドスケイプなんてやっている今日この頃ですが、みなさんいかがお過ごしでしょう。
本日はアナイアス・ミッチェル(Anaïs Mitchell)さんをご紹介します。2011年の今なおツイン・ピークスの香りを漂わせている人はこのお姉さんをおいてほかにいません。次のヴィデオを見れば納得いただけることでしょう。かの有名なミス・ツイン・ピークスのコンテストを彷彿とさせる光景です。次にウィンダム・アールが狙っているのは彼女に間違いありません。
会場の野郎さんたちは、彼女の声と妙な足の動きを一瞬たりとも聞き逃したり見逃したりしないように、曲の間ずっと息を止めて見つめています。そして曲が終わった瞬間、雄叫びのような歓声が一斉に上がります。
一応説明しておきますと、アナイアス・ミッチェルさんはアメリカのヴァーモント州アディソン出身のフォーク歌手で2002年にCDデビュー、自分自身のコンサートのほかに2007年からは「ヘイディーズタウン(Hedestown)」というフォーク・オペラを主催し、あちこちで上演しています。昨年2010年にはこのオペラの曲を収録したアルバムがヒット、イギリスの wears the trousers magazine でジョアンナ・ニューサム(Joanna Newsom)の「Have One On Me」を抑えて年間ベストアルバムの第一位に選ばれています。