On the moors, a photo by zootle on Flickr. |
最近「ケイト・ブッシュ ディレクターズ・カット」の検索キーワードで先日書いた句読点のない記事に飛んでくる人がずいぶんいるなあと思って調べてみたら、Google で今この記事がトップにランクされてんの。ええーっ、いいのかなあ。商業音楽サイトとかでもっとちゃんと紹介した記事があるでしょう?とか思ってまた調べてみたら、ない。日本語のアルバム紹介やインタビューの記事ぜんぜんない。
で、さらに調べてびっくりしたんだけど「ディレクターズ・カット」の日本版 CD の発売ってなんと2ヶ月後、7月まで出ないの。うっそお。今回のアルバムはケイト自身のレーベル Fish People からのリリースなので契約でモタついたのかなあ?まあそんなことでレコード会社からの広告で収入を得ている日本の商業音楽サイトはケイト・ブッシュの記事を自粛、ケイト・ブッシュの新作は存在しないことになってるらしい。
ロッキングオンなんかは今年の1月に「ケイト・ブッシュ、今年中になにかしらのリリース?」って記事が出て、その後は先週の「『ディレクターズ・カット』が UK チャートで初登場2位」って記事だけ。なんかライターの人たち、書きたいときに書きたいことが書けなくて可哀想。オラが代わりに書いてあげます。ケイト・ブッシュの新作はすでに出ています。素晴らしいです。iTunes Store とか輸入盤で入手できます。
そういえばロッキングオンで思い出した。ケイトは昔々の1978年に一度だけ来日して歌ったことがあるんです。東京音楽祭というのに出演するためだったのですが、このときロッキングオンがインタビューしてるんですよ。ロッキングオンにとって初めての本物のインタビュー記事だったのかもしれない。インタビュアーは松村雄策さん。編集後記のオマケみたいな扱いで半ページくらいの小さな記事だったように記憶しています。
東京音楽祭でのケイトのパフォーマンスはテレビで放送されたんですよ。もちろんオラは見ました。びっくりしました。そのときの様子、うれしいことに YouTube で見られます。1曲だけです。この1曲歌うためだけにデビューして間もないケイトがイギリスからはるばるやって来てくれました。そしてこの1曲で充分という最高のパフォーマンスを見せてくれました。
言っとくけど、これ口パクじゃないからね。歌も演奏も生の一発勝負。この頃はまだワイヤレスマイクというものが普及してなかったので、胸にぶら下げた花飾りみたいなのにマイクを隠して歌っています。よく見るとわかるはず。