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2013/03/15

四人組、中国へ凱旋 (Gang of Four - Broken Talk)

英国传奇后朋乐队Gang of Four和AV大久保联合专场

ギャング・オブ・フォー(Gang of Four)は来週、東京で初めての単独ライヴをやることになってるんですが、来日を前に SoundCloud で 新曲「Broken Talk」が公開されました

で、早速聴いてみたら、あれ?声が違う、一体誰が歌ってるの? よく見たら写真もジョン・キング(Jon King)じゃなく若いあんちゃんが写ってる! Featuring the vocals of John Gaoler って書いてある。ええっ、ジョン・キング脱退しちゃったの?いつ?みんな知ってた?来週ライヴなのにヴォーカルのジョン・キングがいないんだよ!

すぐにオフィシャルサイトへ行って何か情報がないか探したんだけど「印象的なリード・ヴォーカルは、1年以上ギャング・オブ・フォーとステージやスタジオ活動を共にしているジョン・ジェイラー(John Gaoler)によるもの」としか書かれてません。んー、ということはジョン・キングはもう1年くらい前に辞めていたみたい。

オリジナル・メンバーの4人が再結集して2005年にツアーを開始したときは、期待したんだけどなあ。ライヴの評判もすごく良かったし、アルバム「Return the Gift」は古い曲のセルフ・カバーばかりなのにちゃんと「2005年に聴くべき価値のある音」になっていたし、次はいよいよ新作だ! と思ってたんだけどなあ。

ツアーが一通り終わったらドラムのヒューゴが抜けて、新作がなかなか出ない状態が続いてベースのデイヴ・アレンも抜けて、代わりに若いドラマーとベーシストが加入して2011年にやっとニューアルバム「Content」が出たんだけど、その後ぱったり活動のニュースが途絶えたと思っていたら、ヴォーカルのジョン・キングも辞めてしまいました。ギャング・オブ・フォーのオリジナル・メンバーはついにアンディ・ギル(Andy Gill)ひとりだけになってしまいました。

それぞれのメンバー脱退の理由はわかんないんですけど、みんないいトシだし、やっぱお金の問題が大きいんじゃないかな。アンディ・ギルだけはプロデュースの仕事やスタジオの経営もしてるので何とか音楽で食いつなげてるのかもしれません。アンディのギターがまだ聴けるということだけでも有り難く思いましょう。

ということで気を取り直してさっきのオフィシャル・サイトの記事をよく読んでみると、日本に来る前の20日と21日、北京と上海でもライヴをやるって書いてあります。さらに中国のバンド AV 大久保Re-TROS (Rebuilding The Rights of Statues) のメンバーがヴォーカルを担当して「Broken Talk」の中国語ヴァージョンをレコーディングしたなんて書かれています。

さらに調べてみたら Rebuilding The Rights of Statues はギャング・オブ・フォーの2011年ツアーでサポートを務めていて、AV大久保の方は昨年暮、アンディのプロデュースにより北京でレコーディングしていました。アンディ、中国バンドにすごく入れ込んでるのね。

若い人は知らないかもしれないけど、ギャング・オブ・フォーって名前は中国の四人組が由来なんですよ。その四人組(ギャング・オブ・フォー)が中国でライヴをやったり、中国のバンドを支援するようになったってのはものすごく21世紀だなあ。

まあ中国もがんばってるかもしれないけど、日本も負けてないよ。ギャング・オブ・フォー公式サイトのビデオページで紹介されてる日本のバンドがスカル・ムラティ。こういうのはほかの国の人たちには絶対真似できない。演奏、振り付け、選曲、会場、聴衆、すべてシブ過ぎ。

それからもうひとつ、SoundCloud のページをもう一度よく見てください。新曲「Broken Talk」はなんとライセンスがクリエイティヴ・コモンズ 3.0 Unported なんですよ。原著者のクレジットさえ表示すれば、コピーするのも演奏するのも二次著作物を作るのも自由。それが営利目的でもかまわないんです。

この曲だけなのか、それともアルバムのほかの曲にも同じライセンスが適用されるのかまだわかんないんですけど、英断です。アンディ・ギル、57歳。まだまだ茨の道を歩む気力は衰えていません。

ただ正直新曲の内容に関しては、アンディはともかくほかの若い3人のメンバー、もうちょっと何とか気合い入れて自分のオリジナリティ発揮しろよって思わなくもないんですが...。

(関連記事) 2005年、ギャング・オブ・フォー再結成時の泣ける話はこちら「Not Great Men

2011/01/22

ヴィヴ・アルバーティンが PledgeMusic でアルバムのマスタリング資金調達中

Viv Albertine by mattwareham
Viv Albertine, a photo by mattwareham on Flickr.

ヴィヴ・アルバーティン(Viv Albertine)が PledgeMusic でファースト・ソロアルバムのマスタリング資金を募っています。アルバムに収録予定の10曲は既に録音が済んでおり、今回募っているのはマスタリングのためのミキサー、エンジニアに支払う費用です。

The most exciting thing in the world! My Pledgemusic account has gone live! http://www.pledgemusic.com/projects/vivalbertine#project1月22日 via Twitter for iPhone

PledgeMusic について知らない人も多いと思うので簡単に説明します。これは音楽アーティストのための資金調達サイトで、アルバムの製作やツアーの元手として必要なお金をレコード会社などから得られない(あるいは足りない)とき、アーティストは資金提供者を公募、これに対しファンが直接資金の提供者となる仕組みです。資金提供と言うとおおげさに聞こえますが、実際は一口1,000円くらいから、予約販売に似た気軽さで参加できるものです。

PledgeMusic では資金拠出の確約を「Pledge」と呼んでいます。たとえば今回のヴィヴのマスタリング資金プロジェクトでは、2500英ポンド(現在のレートで約33万円)が目標額です。一方ユーザーは、最も安いプランだと8ポンド(1,000円ちょっと)で Pledge できます。支払い方法はクレジットカードです。ただし、Pledge した金額が即座に引き落とされるわけではなく、一定期間内に Pledge の総額が目標金額に達しなければプロジェクトは「お流れ」となってしまい、支払いは発生しません。このあたりはグルーポンなどの共同購入サイトに似ています。

Pledge 総額が目標に達すると、集まった資金が PledgeMusic からアーティストへ支払われます。アーティストはそのお金を使ってアルバムを製作したり、ツアーへ出たりします。普通の投資だと、CD やコンサートなどの売上で得られた利益から配当を得るものですが、PledgeMusic の場合ちょっと違います。

あなたがもし、前述のヴィヴのプロジェクトに対し8ポンドの Pledge をした場合、得られるのはそのアルバムを無料でダウンロードできる特典です。Pledge 金額によって特典の内容は違い、もうちょっと出すとサイン入りのCDやTシャツ、手書きの歌詞カードなどが送られてきます。ですからファンから見れば料金先払いの予約販売みたいに見えるわけです。ちなみにヴィヴのプロジェクトの最高額は一口200ポンドで、これにはヴィヴがロンドンの自宅で開催する手料理付きプライベート・コンサートへの招待が付いてきます。「ヴィヴの自宅コンサート?知人を集めて?ということはひょっとして生ヴィヴだけじゃなくテッサとかミック・ジョーンズとかキース・レヴィンが来るかもしれないってこと?」という夢が見られます。なお、Pledge にどのような特典が付くかは、アーティストやプロジェクトによってさまざまです。

アーティスト側から見た仕組みもざっと説明しておきます。アーティストはまずアルバムを作るとか、どこそこでコンサートをするとかの具体的な「プロジェクト」の内容とそれに必要な金額を提示しなければなりません。それが PledgeMusic に承認された後、資金の公募が始まります。公募は金額によって30日、60日、90日のいずれかの期間が設けられます。決められた期間内に目標金額に達しなければ「お流れ」となります。期間内に目標金額に達すればアーティストは資金を得られますが、金額の15パーセントを手数料としてあらかじめ差し引かれます。残りの金額の75パーセントは即座に支払われますが、残りの25パーセントはプロジェクト自体の完了後となります。

共同購入クーポンや予約販売に似たもの、とは言ってもやはり一種の「投資」には違いないので、リスクはあります。たとえばバンドが資金を得てアルバムを作り始めたものの、完成前に解散してしまったとか、資金を持って夜逃げしてしまった。なんてことがあるかもしれません。その場合 PledgeMusic 側は Pledge した人に状況を知らせ、アーティストに対しては資金の返還要求などの手続きをおこないますが、金額分の対価が必ず得られるという保証をしてくれるわけではありません。詳しくは FAQ のページで確認してください。

もうひとつ。まだ作られていない、当然試聴もできない作品の製作に出資するわけですから、内容の保証はありません。出来上がった作品がいかに「とほほ」な出来であったとしても、お金は返ってきません。もちろん「すごくいい出来」だった場合は「自分がこの作品の製作に貢献したんだ」という満足感が得られます。ささやかな投資の醍醐味というものです。

あ、それから間もなく発売のギャング・オブ・フォー(Gang of Four)のニューアルバム「Content」は PledgeMusic での資金調達によって作られたものです。この種の資金調達法によるアルバム製作は、これから急速に増えそうです。

2005/10/16

Not Great Men - ギャング・オブ・フォー

Gang of Four by forklift
Gang of Four, a photo by forklift on Flickr.

2004年秋、ニューイングランドのとある家庭での会話。

「キャロル、ちょっと話があるんだ」

「何?あたし明日の準備で忙しいの。後にしてくれない?」

「頼むよ。ちょっとぼくの話をきいてくれよ。」

「何よう。また仕事が嫌になったとかの話じゃないでしょうね?」

「あの実は...ギャング・オブ・フォーをさ、再結成するんだ。」

「ギャング・オブ・フォーって...まさかあの20年以上前のヒット曲、『制服のオトコが好き♡(I Love a Man in Uniform)』のギャング・オブ・フォー?」

「茶化すなよ。あの曲は確かにヒットしたけど、意図とは別にゲイ・クラブでウケただけで、ほかにもっと色々あるよ。『欠陥品(Damaged Goods)』とかさ...。」

「そんな曲、今どき聴きたい人いる?懐しの何とかフェスティバルの出演?休暇取れるの?」

「そうじゃなくてパーマネントな再結成なんだ。音楽活動を再開しようと思うんだ。」

「ちょっと待ってよ!仕事は?」

「ぼくの身分で無期限長期の休暇なんて許してもらえないよ。今の仕事は辞める。」

「ちょっとあなた!何言ってんのよ!ぼくにはサラリーマンは向かないとか何とかさんざんごたく並べて仕事を転々とした挙句、やっと今の大学講師の仕事にありついたんじゃない。誰のおかげよ?今まであたしがダンス教室でやっと支えてきたんじゃない!あの娘はもうすぐ小学校なのよ!これからもっとお金がかかるのよ!正気で言ってるの?この間わけのわかんない芸能記者がインタビューに来たときぼくは教師だって言ってたじゃない。田舎のお父さんとお母さんもあれ読んでとっても喜んでくれたのよ!」

「きみには苦労かけて本当にすまないと思っている。でもぼくは今ここで音楽をやらなければ一生後悔すると思うんだ。やり残したことがあるんだ」

「あたしや娘の人生はどうなるのよ?あの馬鹿アンディとジョンは何て言ってきたの?」

「オリジナルメンバーで再結成したいって。デイヴも OK してるって。」

「あんな2人の言うことを信用するわけ?だいたいあの2人、10年くらい前にも2人だけでギャング・オブ・フォーを再結成してしょーもないレコード作ってたじゃない!あなた自身がそう言ってたじゃない!」

「...うん。でも今度はもう一度4人揃って本当のギャング・オブ・フォーでやりたいって言ってるんだ。」

「あたしだってギャング・オブ・フォーが今でも一部でカルト的な人気を誇っていることは知らないわけじゃないわ。悪いけどあなたのためにはっきり言うわよ。ギャング・オブ・フォーのメンバーは誰かったらまずギターのアンディ・ギル。それからボーカルのジョン・キング。ふつう知ってるのはそこまで。それで充分。今やかなりのマニアじゃないとベーシスト、デイヴ・アレンの名前は出てこないわ。ドラマーのヒューゴー・バーナムなんて名前、誰も知らないわよ!冷静になってよ。」

「ぼくら4人じゃないと出せない音があるんだよ。」

「目を覚ましてよ!25年経ったのよ!あなたもうすぐ50よ!ハゲてるし太ってるのよ!」

「わかってる。それでもぼくが叩かなくちゃならないんだ。」

「...ツアーに出るの?」

「うん。」

「それで『貧乏はまっぴら(To Hell With Poverty)』も演ったりするわけ?」

「....うん。」

2005/07/29

To Hell With Poverty - ギャング・オブ・フォー

にっぽん全国のいつまでたってもうだつのあがらないびんぼうにんのみなさま。この夏いかがお過ごしでしょうか?こういっちゃなんですがオラはけっこうバリバリだぜ。先ごろ再結成したギャング・オブ・フォーがですね、この週末日本にやってきて富士山のふもとでライブやるみたいですよ。ま、びんぼうでそんなの見にいくひまもお金もないからかんけいないあなたのためにギャング・オブ・フォーからプレゼント。To Hell With Poverty 2005年バージョンを含む3曲の MP3 ファイルがオフィシャルサイトで公開されています。

とりあえずは To Hell With Poverty です。最低300回はリピートして聴き続けましょう。

2005/05/08

Nico が弾いてたハーモニウム

ハーモニウムを弾いてる ステージ写真 みつけた。なんかロゴがついてるぞ。んー、よく見えない。SIKA?SINA?あー BINA か。デリーの楽器メーカーだ。

おなじサイトに 若き日のアンディ・ギル様 の写真もあった。音から想像するイメージとぜんぜん違います。パンクじゃありません。シャツのボタンを上まできっちり留めて、とても礼儀正しそうです。

2005/05/03

GOF といえば普通こっち

jwz 様がギャング・オブ・フォーの再結成ライブを絶賛しております。ナイン・インチ・ネイルズそっちのけで絶賛しております。この連休、なんとかパターンがどうたらこうたら、くだらない本読んでるヒマがあったらギャング・オブ・フォーを聴け!とおっしゃってます。

とりあえず jwz 様の指示通り Brief History Of The 20th Century を買ってきましょう。それから To Hell With Poverty! は300回くらい聴きましょう。

2004/05/11

Hôïchi-the-Earless

さっきテレビで日本の昔のブルーズマン、ホーイチ・ザ・イアレスの話をやってたんだけどね。中村嘉葎雄扮するホーイチ、いいわ、ビワ・ギター、すげえ格好いい。ギャング・オブ・フォーのアンディ・ギルに勝ってるんじゃない?