ラベル Siouxsie and The Banshees の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Siouxsie and The Banshees の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2011/07/20

John McGeoch の発音

前のエントリーで John McGeoch の読み仮名を「ジョン・マッギーオ」と書いたところ「違うんじゃないの?Wikipedia にはこう書いてあるよ」というお便りをいただきました。いいえ、日本語で表記するなら「ジョン・マッギーオ」以外ありません。昔と違って今はインターネットとか YouTube があるんだからさあ、みんな自分の耳で確認しようぜ。

くだんの Wikipedia ページに書かれている「Real Life & Thereafter」の映像というのはたぶんこれですね。頭から25秒のところではっきり「ジョン・マッギーオ」と発音されています。「ギー」にアクセントです。

まだ納得いかない?じゃあもうひとつ。こっちは BBC Radio 2 の John McGeoch 追悼番組のようです。1分56秒のところでちゃんと「ザ・ストーリー・オブ・ジョン・マッギーオ」と発音されています。

わかった?じゃあこれからはみんなちゃんと「ジョン・マッギーオ」って書こうな。

あと関係ないけど Led Zeppelin を英語圏では「レッド・ゼップリン」(「ゼ」にアクセント)と発音するんだよ。「ツェッペリン」と発音するのはドイツ人。FORVO で確認できます

2007/12/08

ゴスの源流を訪ねて(1) Playground Twist - スージー・アンド・ザ・バンシーズ

Laughing with your buddies, but you can drown when you're shallow

スージーお姉さんが完全復活、これを待ち望んでいた人がたくさんいるという事実に、いやぁ、世の中まだ捨てたもんじゃないなと感慨ひとしおの今日この頃ですが、みなさまいかがお過ごしでしょう。オラの立場上やっぱバンシーズ時代の名曲とかにひとこと触れておかねばなるまいなので、ご紹介します。

首ツリーぃぃぃ、首ツリーぃぃぃ...

という印象的なリフレインのこの曲は1979年発表のアルバム人類みな兄弟、手をつなぎましょう(Join Hands)からのシングルカットPlayground Twist です。

この曲のすごいところはどこかと言いますとですね、当時の大英帝国の歌謡ベストテン番組 TOP OF THE POPS のチャートで2位にまでなっているんです。すんげえな、イギリス人。いったい頭の中どうなってんだ?

歌詞に出てくる Three Blind Mice というのは マザーグース です。日本でいえば「かごめかごめ」みたいなの。

この曲実はジョン・レノンの放送禁止曲 Mother の本歌取りにもなっています。どのへんかというと、冒頭の鐘の音が、ああ Mother なんです。アルバムにはこの Playground Twist の直後に Mother という同名のオイディプス・ソングが収録されています。もちょっと詳しく言えばジョン・レノンの Remember - Mother あたりの色目を襲ねてひっくり返したのが Playground Twist - Mother の流れです。リアルタイムで聴いていた人にとってはいちいち言われなくても当り前だろのことで、知らない人は全然ピンとこないから、だからどうしたんだって言いたいんだろ。この。

2007/08/18

スージーお姉さんへ (Into a Swan - Siouxsie)

お姉さんお元気ですか?ぼくはとっても元気です。初めてお姉さんの声を聴いたのはデビューシングルの Hong Kong Garden で、たしかぼくが高校生になったばかりの頃です(1978年?1979年かな?)。抜群にかっこいいお姉さんだなとすぐに好きになりました。後になって、初めて写真を見たときは、こんなにお化粧の濃いすてきなお姉さんだったのかと感動しました。

デビュー当時のお姉さんは、暗黒女王 Nico の王位継承権第一位と誰もが認める存在でした。お姉さん自身もそう思っていたんじゃないかと思います。実際クスリでボロボロの Nico を引っぱり出してきて一緒にツアーとかやってましたよね。

でもお姉さん、あれですよね、料理作るの好きですよね。もちろん食べるのも大好きですよね。すぐお腹空きますよね。ぼく、そうゆうカンけっこういいです。ピンときました。きっとこのお姉さんはおいしいごはん作るんだろうなって。だからちょっと油断するとすぐ太っちゃいますよね。2、3年後のシングル Israel か何かのプロモビデオかな?顎が丸くなってきてることがわかって、やっぱりそうだったのかと確信しました。

その食欲のお陰で Nico の後を継がずに済んだみたいですね。よかった。今でもお元気そうで何よりです。え?年とって太っちゃった?まあ人間誰でも年はとりますから。でもお姉さんは今でもすごく魅力的ですよ。

声?高いキーがすっかり出なくなっちゃった?ああ、それもねえ、ハスキーボイスの持ち主にはよくあるんですよ。だって1981年の JuJu あたりにはもうその兆候が出ていたじゃないですか。昨日今日始まったことじゃないでしょう。その代わり低音部の迫力が増して、ドスやコブシの効いた声が出るようになったじゃないですか。バンシーズやクリーチャーズの過去の曲はもう捨てちゃいましょうよ。お姉さんの黄金期はこれからなんだから。

なんて励ましのお便りを出したいなあとここ数年ずっと考えていたのですが、オラが言わなくてもちゃんとわかってくれたようです。スージー・スーお姉さん、ソロ・シンガーとして再デビューです。先行シングルは Into A Swan。プロデューサはよくわかんないけど豪華ロバート・プラント

いいなあこれ、そっち方面の人たちにもウケるんじゃない?あ、もうやってる

お姉さん、これからもがんばってね。一生ついてくから。

http://en.wikipedia.org/wiki/File:Siouxsie_Into_a_Swan.jpg

でもこの写真はいくらなんでもフォトショップし過ぎ。

2004/03/10

John McGeoch が死んじゃった

ギタリスト John McGeoch (日本では多くの場合ジョン・マクガフと表記されるのですが、ホントはジョン・マッギーオと発音)が3月5日に亡くなったそうです。49歳。早すぎるんじゃないの。だってまだギタリスト John McGeoch のこと知らない人たくさんいるじゃない。次はそろそろ John McGeoch の番だなって思ってたのに。

ギタリスト John McGeoch を言葉で表現するのはとても難しいな。基本的には「うた」をバックアップするタイプのギターを弾く人で、パンク時代のスティーブ・クロッパーと言えなくもない。後に引きすぎないし、前に出過ぎもしない。うっかりすると聴き流してしまうのだけど、あるときふと「あのギターを聴きたい!」と思い出す音。

1970年代後半から マガジン、スージー・アンド・ザ・バンシーズ(Siouxsie & The Banshees)、パブリック・イメージ・リミテッド(Public Image Ltd.)などのバンドにギタリスト、サックス奏者として参加、ここ10年くらいは看護師の仕事をしていたそうです。

John McGeoch のギターを聴いたことない人には アルバム「Happy?」をおすすめします。