2005/10/19

The Best of British £1 Notes - ジョン・ライドン

The Best of British £1 Notes」はむしろイギリスの音楽の歴史のようなものだ。自惚れで言ってるんんじゃない。真実だ。

Sex Pistols、PiL、ソロなど全キャリアを網羅したライドンおじさんのベストアルバム「The Best of British £1 Notes」、イギリスでは予定通りリリースされました。ただしほかの国では発売延期、ちゅうか発売未定です。

どうやら他国での販売交渉権を Virgin/EMI に渡さず、自ら契約交渉に当たっているもようです。イギリスでの宣伝すらレコード会社に対して「余計なことすんな、全部自分でやる!」と拒否したみたい。だからレコード会社の Web サイトにも載ってない。自分であちこちのインタビューを受けて宣伝してます。このおじさん、昔からこうなの。インタビューったら、いかにレコード会社がアテになんないか、自分でやることがいかに大切かって話ばかりなの。こうゆうモードに入ったということは本気で音楽活動再開しようとしている証。

知ってる人は良く知ってるけど、一般にはあまり知られていないジョン・ライドンの功績はたくさんあるのだけど、そのひとつが「曲のクレジットにメンバー全員の名前を載せる」というやつ。Sex Pistols や PiL の CD 確認してごらん。ちゃんと全員の名前載ってるから。ジネット・リーってお姉ちゃんがマネージメント担当のメンバー(?)として所属していた時期があるのだけど、そのお姉ちゃんの名前が載ってる曲だってある。後続のパンクバンドはみんなわけもわからずこれを真似したのだけど、ずっと後になってから「ああ、そうゆう意味だったのか」って気付いた連中多いはず。

The Rabbit Song はやっぱり新曲でした。以前 Nick Launay と一緒にレコーディングしているというニュースが流れたのだけど、そっちはボツになったそうです。でも弟の Martin と一緒に作った曲が既に10曲くらいあるそうです。The Best of British £1 Notes ツアーもやりたいって言ってるがな。