先日、ワイアー(Wire)の CD「Strays」が届きました。「Red Barked Tree」を直接 pinkflag.com から購入した人だけに送られてくるオマケ CD です。「Red Barked Tree」は flac 形式のダウンロード版を購入したのですが、「Strays」は CD が郵送されてきました。オマケは先着2,000名限定ですがサイトにはまだ案内が出ているので、今すぐ申し込めばまだ間に合うと思います。
収録曲は「Red Barked Tree」と同時期にスタジオで録音されたもので、アルバム本編からあぶれた(stray)4曲ですが、いずれもライブでは長い間演奏され続けてきた曲です。アルバム本編はワイアー正規メンバーの3人だけで作成されましたが、こちらには助っ人の Margaret McGinnis や Matt Simms も参加しているそうです。
- Boiling Boy
- German Shepherds
- He Knows
- Underwater Experiences
German Shepherds はアルバム「IBTABA (1989)」にも入っていた曲で、この曲に出てくるフレーズ It's Beginning, To, And Back Again の略がアルバムタイトルになっています。IBTABA 収録バージョンはメロディがあまりはっきりしないアレンジでしたが、今回のバージョンはメロディアスでなぜか Map Ref. 41°N 93°W そっくりです。「Red Barked Tree」収録の Clay も I am the Fly みたいだったし、このへんどうもグレアム・ルイス(Graham Lewis)がお茶目なようです。
三頭の犬が飛んでいた
上で吊っていた男は
円の正方形化と禅を学んでいた
年老いた女が
酔ってゴミ箱におしっこをしていた
あまりに高く飛びすぎて
止まらなくなっていた
写真を持った男は出番を逃した
この雨の中、傘は役に立たず
鳥が横たわって血を流していたが
ぼくはその首を
ひねることができなかった
会ったこともない教祖様から
電話料金の請求書が届いたぼくを急かさないで
もう始まってるし、また元に戻るんだから
ぼくを急かさないでちょうど今
機会を生かせるかもしれない男がいる
ぼくは彼の中に閉じ込められて
時間を無駄にしたくない
彼には見る目がある
ぼくらは一緒に靴を片方投げた
うまいことに
また立場が逆転したことが
明らかになったぼくを急かさないで
もう始まってるし、また元に戻るんだから
ぼくを急かさないで