この曲には二つの印象的なフレーズが出てきます。ひとつは「Anger is an
energy」です。これはそのまんまですから、特に説明の必要はないですよね。
もうひとつの重要フレーズは曲のタイトルにもなっている「May the road
rise with you」です。アイルランドの伝統的な祝福の言葉に「May the roads
rise to meet you」というのがあって、これが元になっているようです。でもちょっと待ってください。道というのはふつう rise したりしないもんです。
「Pulling Rabbits Out of a Hat」はこれまで二度レコーディングされていて、同名のアルバム(1984)に収録されてるオリジナルのほか、セルフカバー・アルバム「Plagiarism (1997)」に入ってるオーケストラ・バージョンもあります。ビデオは2008年におこなわれた21夜におよぶキャリア総括ライブ Sparks Spectacular 第17夜のもので、オーケストラ付きの「Plagiarism」アレンジです。
アルバムは来年春のリリース予定ですが、昨年の「Home Sweet Home (...at
Christmas)」に引き続き、今年もクリスマスソングを発表しました。その名も「It's A Christmas, Single」です。ニューヨークのアート系ゴス娘二人組トーク・ノーマル(Talk Normal)との共演です。