2003/10/25

有名人は死後どれだけ稼げるか?

共同通信のニュースから。

1位がエルビス・プレスリーで年間43億7千万円だって。2位チャーリー・ブラウン、じゃなくてチャールズ・シュルツ、3位トールキン、4位ジョン・レノンだって。ボブ・マーリーが9位に入ってる。
43億は大金だけど、見方を変えると「中小企業」に分類される企業1社分の売上げでしかないよね。もちろん原価ってものがない売上げだから一般企業の売上げと簡単に比べられないし、周辺で商売している分を入れると「プレスリー産業」とか言われる規模になるのだろうけど、それでも意外に少ないのねという印象。

2003/10/24

デニス・ボーヴェルがこんなところに

HuntingGirledCollective でみつけたネタ。

ここ数年、音信のなかったデニス・ボーヴェルが何と日本の芸能界でお仕事してました。中島美嘉ってどんな歌歌う人なのか知らんのだけど、デニス・ボーヴェルに目を付けるとはなかなか...と思ったらなんだ、こっちの企画を使いまわしただけなのか。

ついでだからデニス・ボーヴェル作品を紹介しとこ。

Matumbi The Best Of Matumbi
マトゥンビって読みます。デニス・ボーヴェルが在籍していた UK レゲエバンドです。昔、内田裕也主演の映画で「餌食」ってのがありましてね。内田裕也演ずる売れないミュージシャンがマトゥンビの音を聴いてぶっとび、彼らを日本のレコード会社に売り込もうとする話なんです。マトゥンビのメンバは出てこないけど、ずっとマトゥンビの曲が流れてる映画でした。ウォークマンのまだない時代でしたから、内田裕也はでかいラジカセをかついで、大きなヘッドフォンを着けて音楽聴いてました。売り込みは失敗して、仲間たちはみんな殺され、最後に内田裕也は歩行者天国で銃を乱射するという、なんだか今の時代の方がしっくりくるような映画でした。
The Pop Group Y
プロデューサ、ダブ・エンジニアとしてのデニス・ボーヴェルのデビュー作です。もうすっかり忘れられているけど「俺たちは曲の著作権を放棄する!俺たちはみんなと曲を共有したいんだ!!」なんて、20数年前に言ってたのが、このポップ・グループの人たちです。しかし当時の反応は「この曲を共有するって言われてもねぇ」というものばかりでした。今でもこの歌詞とボーカルのスタイルには赤面します。
The Slits Cut
デニス・ボーヴェルがプロデュースした不朽の名作。ジャケットは Y のパロディです。女の子3人組です。CUT には割礼という意味もあります。メンバー最年少所のアリ・アップは当時17か18で、私とおない年です。高校生だった私はジャケット見てちびり、音を聴いてちびりが止まんなくなりました。ジャケット写真の左側がアリで、ジョニーロットンは彼女のお母さんのノーラと結婚しております。

2003/10/20

誰が燃やした Norwegian Wood

Wood は森じゃなく木製家具だぞ、という話をしたいのではないの。問題は最後の So I lit a fire の部分。オラは当然家具に火を付けたのだと思いこんでいたのだけど、その解釈は強引だぞと書いてる人がいた。へ、そうなの?Google で検索してみたけど、lit a fire はすぐに煙草には結びつかんと思うけどなあ。むしろその後の Isn't it good, Norwegian wood と結びついて、部屋が燃えていく様をを他人事のようにぼーっと眺めている男をイメージするなあ。おサイケ時代に突入直前のジョン・レノンの詩としてごく自然だと思う。

ちなみにオラ Rubber Soul は輸入版しか買ったことないので、タイトルは別にして、国内版にどんな訳詩が付いているのか知りませんでした。

2003/10/16

ヒプノシスのジャケット

あ~いがったばいく♪という鼻歌が出てきたので、そういえば Hipgnosis の人たちは今どうしてるんだろうと探してみたところ、こんなインタビューが見つかりました。

そうか、当時はレコードジャケットだけで5,000ポンドもの予算が使えたんだ。どおりでねえ、いつまで眺めていても飽きないジャケットが色々あったもんねえ。失われた古代文化だねえ。

そういえばジャケットのせいで売上最悪とか言われた井上陽水の「バレリーナ」は Hipgnosis 作品じゃなかったっけ?

2003/10/09

Blacksmoke と John Lydon の BBC セッションは Web で公開されず

Fodderstompf のニュースによると先日の BBC セッションを Web で公開する予定はないということ。Fodderstompf の早とちり。契約の関係で公開できないらしい。そうか、blacksmoke ってちゃんと契約守るのね。残念。

でも blacksmoke.org の mp3 download ページには blacksmoke feat. john lydon - sailing by [coming soon] とあるな。別の音源があって、そっちを DIY EP の1曲としてリリースするってことかな。

それから World Destruction の The Herbaliser ミックスが出てます。

2003/10/07

Lisa Rein たんのビデオ・クリップ

なぜか日本ではぜんぜん話題にならないクリエイティブ・コモンズ・アイドル Lisa Rein たんのミュージック・ビデオ・クリップ Slipping Away が公開されました。ギター1本とリズムマシンをバックに歌う Lisa たんを据置きのホームビデオで撮っただけのものなんですけど、このチープな感じが逆になかなか新鮮です。

Lisa たんのプロフィールはこちらをどうぞ。Hotwired にもよく記事を書いているらしいのだけど、日本語のやつはこれくらいかな。

理屈こねてるだけじゃなく、こうやって実践してくの、いいよねえ、かっこいいよねえ。やっぱ八田さんも自分で歌ったほうがいいと思うぞ。

2003/10/03

KLF の Jimmy Cauty が John Lydon 様ご同伴で復活

お仕事せずにあちこちの Web をふらふらしていたらこんなニュースを発見。KLF の Jimmy Cauty が Blacksmoke なるプロジェクトで復活、しかも John Lydon 様ご同伴で BBC Radio 1 に出演していたらしい。いやあ、すばらしい。こういう人たちががんばってこそ、愛と希望の21世紀が本格的に始まるってもんです。Radio 1 のセッションはBlacksmoke のサイトで間もなく聴けるようになるらしい。しかし、すんごい見づらいサイト。

Sex Pistols 恒例の2003年秋北米集金ツアーは適度なキャンセルとともに無事終了。