Guanyin Bodhisattva of the Southern Sea, a photo by gmeador on Flickr. |
アルバム「Red Barked Tree」締めくくりの曲「Red Barked Trees」は30数年のワイアー史上初のアコースティックな曲です。作った本人たちは「まるでペンタングル(Pentangle)だろ、わはは」とか言ってますが、今どきペンタングルなんて名前持ち出してもみんなわからないでしょう。でも今、もっともお洒落なのがペンタングルとかブズーキです。知らない人はあわてて YouTube でチェックしましょう。
賢者の石とかこのテのものはどこかヨーロッパの深くて暗い森の中にあり、ハリー・ポッターが仲間たちと一緒に勇気を出して探しに行くというイメージです。では回復の赤い木、Red Barked Tree は一体どこにあるのでしょう?まず注意していただきたいのは曲名です。アルバムタイトルは「Red Barked Tree」ですが、曲のほうは複数形で「Red Barked Trees」になっています。つまりこの木は一本だけぽつんとあるわけじゃなく、一ヶ所にたくさん生えているようです。赤い木の森ということです。
次にその場所ですが「The search is on, in southern seas」と歌われています。南の海です。南極海という説もありますが、普通はインド洋あたりから東南アジア、オセアニア辺りではないでしょうか。だんだんイメージがはっきりしてきましたね。真っ赤なマングローブの森みたいなのを探しているようです。
「島を動かすのはすごく危険で、先生も正確なところ、どうなかるかは予測できません。だけど今はこれしか方法がないんです。」
(ベン・ライナス似の)歴史の教師はそう言って、オーキッドへの入り口、東校舎の中庭にある温室に姿を消した。
自分が反対側にいたことに気付き
迷信から目覚める
マスクを装着して夜間の視界を確保
安全を確保しながら離脱し、定配置に付く母の過ち、娘の痛み
父は非難を引き受け損ねた苦痛の一日、無理やり押し込まれた一日
ベルベットの手袋に隠された力
飛行機が空に誓いの言葉を描き
愛の行為の宙返りをまざまざと見せつける南の海で探索が始まった
回復の赤い木の森を探しているトレーダーは猛り狂って逃亡
ディーラーは浮かれ騒ぎ、暴言を吐く
マーケットはうなり声を上げ弱者を食い物にし
繁華街に子供牧場を買うわずかな特権階級、エリート集団は
切り払い火を放って逃げる南の海で探索が始まった
回復の赤い木の森を探している