2011/08/02

森で殺された少女の亡霊がジョニーおじさんに憑依して歌います (Poptones - パブリック・イメージ・リミテッド)

Ipley - New Forest by Chalkie_CC
Ipley - New Forest, a photo by Chalkie_CC on Flickr.

PiL(Public Image Ltd.)の来日、もうすぐです。コンサートの前に代表曲を一通り紹介しときたいと思うのですが、小話書いてると間に合わなくなってしまうので、ちょっと抑えて最低限にしときます。

今日の曲は「Poptones」です。森で殺された少女の亡霊がジョニーおじさんに憑依して歌います。オリジナルは「Metal Box/Second Edtion (1979)」に収録されおり、微妙にチューニングを狂わせたジャー・ウォブルのベースが禍々しい雰囲気を醸し出しています。

でもヴォーカルは2011年バージョンの方が圧倒的にいいよ。ビデオは先日紹介した「This is Not a Love Song」のやつと同じですが、2曲目に「Poptones」が入ってます。

日本製の車に乗って森へドライブ
コールタール舗装の田舎道にゴムの焼ける臭い
気が付いたときはもう後の祭り
裸で森の中に立たされたとき

カセットテープから流れていたのは
ポップトーン

あなたが残した忘れがたい跡
私の後頭部に開いた穴
こんな枯葉と泥炭の中に埋もれたくなんかない
じめじめした中、体温が失われていく

カセットテープから流れていたのは
ポップトーン

生贄を探す偽善者の同情に
危うく自尊心を失いそうになる
すばらしき英国田園地帯のピクニック

カセットテープから流れていたのは
ポップトーン

(8/5 補足記事書きました)