2011/08/08

Rise - パブリック・イメージ・リミテッド

PiLの代表曲「Rise」、この曲をライヴ演奏しているときに起きたある出来事をルー・エドモンズ(Lu Edmonds)は次のように語っています。

本当に信じられないような体験だった。それはあるショーで「Rise」を演奏しているときに起こったんだ。この曲でステージが始まるいかした構成だったんだ!ところが曲が始まって2分ほどたったとき突然停電が起きた。だけど聴衆は歌い続けていたんだよ!ちょうどコーラスの途中で電源が切れたんだけどみんなそのまま歌い続け、ジョンはステージの中央に立って手拍子を打っていた。やがて電源が復帰して音がドカンと鳴り出した。俺たちは歌に戻った。ところが逆に、聴衆はそれが気に入らなくて怒り出したんだよ!あれはまさに魔法のようなひとときだった。

Lu Edmonds interview

「Rise」は南アフリカのアパルトヘイトを題材に作った曲と言われていますが、ジョンはいつもこの曲を「これが正しいプロテスト・ソングだ(A proper protest song)」と紹介して歌い始めます。

俺は間違っているのかもしれない
いや正しいかもしれない
俺は黒なのかもしれない
いや白なのかもしれない

「もうひとつの肌」の時代が始まる
だが代償は高く、多くは得らない
死の谷を歩み続けなくちゃならない
書かれた言葉に騙されるな

歩むべき道が
きみの前に立ち現れんことを
きみ自身が
道の源とならんことを

俺は間違っているのかもしれない
いや俺は正しいかもしれない
俺は黒なのかもしれない
いや俺は白なのかもしれない

奴らは俺が言いもしてないことで責めたて
焼けた針金を俺の頭に押し付けた
この感情を消し去り
従順な市民に仕立て上げようとした

歩むべき道が
きみの前に立ち現れんことを
きみ自身が
道の源とならんことを

怒りこそ、力の源だ
怒りこそ、力の源だ
怒りこそ、力の源だ