Under Blackpool Lights でございます。ホワイト・ストライプスのライブでございます。この2人のステージにはジャニスとジミヘンとジョン・ボンナムがせーので降りてきます。
日本人がこれに対抗するには氷川きよしと坂本冬美がタッグ組むしかないと思います。
Under Blackpool Lights でございます。ホワイト・ストライプスのライブでございます。この2人のステージにはジャニスとジミヘンとジョン・ボンナムがせーので降りてきます。
日本人がこれに対抗するには氷川きよしと坂本冬美がタッグ組むしかないと思います。
こないだ映画見た後、狸小路のドトールでコーヒー飲んでたら、スターバックスの店員のおねえさんが店の名札付けたままコーヒー飲みに来てた。
そういえばホワイト・ストライプスの2人が出演した映画「コーヒー & シガレッツ(Coffee and Cigarettes)」がついに公開されるらしい。ジャックが「ねえ、テスラコイルだよ!テスラコイル!すげえんだよ、テスラコイル!」とまくし立て、メグねえちゃんが「ふうーん」と話を聞くだけの映画らしい。あ、イギー・ポップも出てます。
今夜はクリスマス・イブだ。ムラコーは今夜イタリア人のおねえさんとデートする。おねえさんは23歳らしい。職業はカメラマンらしい。なぜか絨毯も販売しているらしい。セルシオを乗りまわしているらしい。つまりカタギのおねえさんじゃないらしい。さすがムラコー。
前にも書いたけど、歴代大五郎ナンバーワン、西川和孝大五郎時代の子連れ狼の主題歌は橋幸夫じゃなくてバーブ佐竹の「ててご橋」だよ。佐藤たくみ大五郎より西川大五郎の方が人気あったのに、主題歌はなぜか橋幸夫の「しとしとぴっちゃん」の方がヒットした。勝敗を分けたのはわかりやすさだろうね。「ててご橋」の方はすごくいい曲なのだけど歌も詞も難しかった。「しとしとぴっちゃん」みたいな曲のポイントとなるキーワードがなかった。
けっこうなヒット曲を持っていたにもかかわらずバーブ佐竹という歌手が印象薄いのは、バーブ佐竹ブランドを印象付けるわかりやすい曲にめぐまれなかったということなんだな。
時代劇専門チャンネルでは年末に子連れ狼ベストセレクションが放映されます。今年の大晦日はみんなでしみじみ「ててご橋」だ。
イギリスの有名なロック・ミュージシャンにはアートスクールの出身者が多い。だからムラコーもアートスクールに行きたかった。中学生のとき「かあちゃん、俺イギリスのアートスクールに行く」と言ったそうだ。もちろんかあちゃんの返事は「バカいってんじゃねえ」だった。
最近、その話を彼からきいて私は「アートスクールってあれだぞ。 日本語に訳すと工業高校だぞ 。おまえも行ってたじゃん。」と教えてあげた。彼はショックを受けていた。
ブライアン・イーノ(Brian Eno)の CD がまた出ます。CURIOSITIES Volume II です。今年はほんとによく出ます。蔵ざらえです。以下ご本人からのお言葉(適当訳)。
こないだロバート・フリップ(Robert Fripp)がぼくにこう言った。
「俺、昔は優柔不断だったんだけどさ、今もそうなのかよくわかんないんだよ。」
ぼくも彼が優柔不断なのかどうかわからない。でも少なくともぼくは自分を優柔不断じゃないと思ってる。
ぼくは曲をつくっているとき大抵こいつはすごいものになるぞと熱に浮かれた状態になっている。でも次の日朝食のテーブルにつく頃になると、なんかあまり大したものに思えなくなっていることがよくある(スタジオの赤いライトが人の顔色に及ぼす影響というのはたいへん興味深い)。今回ははそれがどうゆう計画のもとにどこで作ったのかに関わらず、いつ聴いても自分で良い思えるものであることを基準に曲を選んだ。
実は Curiosities 第1集作成の時点で曲選びはすべて完了していた。首尾一貫したひとつのスタイルのもとに他の曲と協調させて CD としてまとめることが難しい余り物ばかりを選んだのだから。
結局 CD は同じ長さの2枚に分けることになった。1枚には何がしかのビートがある曲を集め、続きのもう1枚はビートのないものという具合。
どれを CD に収録するか決めるのはすごく大変な作業だった。さんざんああでもないこうでもないやった挙句、結局決まった方法がこれ。
ぼくは昔、自分のレコードの収録曲を決める作業に参加させてもらえなかった。その作業というのが今回ぼくがやったような要領でおこなわれていたのかどうかは知らない。
今朝は起きた瞬間から頭の中で坂本冬美の「夜桜お七」が流れ続けております。11月下旬、お布団を上げながら「さくらぁぁ、さくらぁ、 はぁ"なふぅぶぅきぃぃ」と口ずささんでいる私がいます。
土曜、日曜はずっとホテルの部屋に籠ってお仕事です。同じ階を中国からの団体さんが占領しており、ドアを開けたままテレビの音をがんがん鳴らしている部屋がいくつもあって賑やかです。ドアをドンドンと叩いてしょっちゅう何か怒鳴ってます。使用済みのタオルやゴミは廊下に捨られてます。オラもTrout Mask Replica をエンドレスで流しながら むうぅんらいっ とか唸っているのでけっこういい感じです。
もちろん iPod なんかじゃないよ。ちゃんとスピーカで鳴らしてる。だってオラのラップトップ JBL 内蔵の最新鋭機 だもん。
松屋や大戸屋に行くときだけ外に出ます。
ジョン・ライドンと巨大昆虫のふれあい番組。21世紀の世界を占う上でとても重要な番組なのだが、今のところ日本での放映予定はない。昆虫マニアのムラコーはよだれをたらして「そっ、そんなすごい番組やっちゃっていいんですか?」と言ってた。
BBC の DJ ジョン・ピールさんが心臓発作で亡くなったそうです。この道40年、享年65歳。最近の彼はホワイト・ストライプスを ジミ・ヘンドリックスやセックス・ピストルズにも匹敵する存在 と紹介してました。それくらいアレな人です。そうゆう人に40年も DJ をやらせてきた BBC や支持してきたイギリスの人たちはつくづくエラいなと思います。
リンク先もアレですが、オラの場合こうゆうとこを通じて世間の動向を知っているので仕方ありません。
ムラコーは Python 使ってるくせに アリス・クーパー の曲ろくに知らないんです。日本の将来を担う若者がそうゆうことじゃいけないので The Best Of Alice Cooper を買ってきて1週間くらい流し続けることにしました。
ちなみに ジョン・ライドンの業界デビュー曲は I'm Eighteen でアリスの曲全部歌える みたいです。
そういえば Linton Kwesi Johnson が今年になって Dennis Bovell と一緒に復活してんだよ。最近巷で話題のFaithless でラップ担当してる Maxi Jazz というおにいさん、元祖ラッパーとも言える LJK を意識してんじゃないかね。と思って検索したら2人とも既に 1 Giant Leap というプロジェクトに参加して一緒にやっていたらしい。
Brian Eno - Discreet Music, a photo by isamizdat on Flickr. |
ブライアン・イーノ (Brian Eno) はアンビエント・ミュージック (Ambient Music) のゴッドファーザーと言われている人です。それどころか Eno is God なんて呼ぶ人もいるくらいですから、うかつなことは書けません。でも書きます。
アンビエント・ミュージックは一般に環境音楽と訳されています。イーノ のアンビエントもの、事実上の第1作 Discreet Music (目立たない音楽)がリリースされたのは1975年です。このレコードのライナーでイーノ自身は次のように述べています。
その年の1月、ぼくは事故にあった。大した怪我じゃなかったのだけど、ベッドに縛り付けられて動けない状態になった。友人のジュディ・ナイロンがお見舞いに、18世紀のハープ音楽のレコードを持って来てくれた。彼女が返った後、かなり手こずったあげく、やっとレコードをかけることができた。でも横になった後で、アンプのボリュームが小さすぎ、しかもステレオの片方のチャンネルが鳴っていないことに気が付いた。それを直す元気がなかったので、ほとんど聴こえないままでレコードをかけていた。で、そのときふと、これって新しい音楽の聴き方かも?とひらめいたんだ。このときの経験が、光の色や雨の音と同じように、環境の一部と化した音楽というものをぼくに教えてくれたんだ。ぼくがこの作品を、比較的小さめ音から、聴こえるか聴こないかぎりぎりの音量でかけるようにすすめるのは、そんな理由からだ。
これはどんなレコードかというと、A面は30分で1曲、B面は8分ぐらいのが3曲(発表当時は当然LPレコード)で、オーケストラ演奏を特殊なテープレコーダで加工した、どこから始まって、どこで終わるのかわからない音が延々続くというものです。B面1曲目は、たいていの人が聴き覚えのあるパッヘルベルのカノン(映画「普通の人々」のテーマにも使われていたやつ)なんですが、「あっ、あの曲だ」というフレーズが流れるのは最初の20秒くらいで、後はひたすらこの曲が溶けてゆく様が堪能できます。
当時この作品の評価は「退屈」、「眠くなる」というのが一般的で、今でもおおむね同じなのですが、そら、あなた、聴き方間違えてます。いわば風鈴の音と一緒ですから、積極的に聴くもんじゃありません。聴こえるか聴こえないかくらいのボリュームで鳴らしとけ、って本人も言ってるでしょ。「そういえば何かかかってたな」、「でもどんな曲だっけ?」というのが正しい聴き方です。
こうした音楽には風鈴と同じ程度の意味と機能があります。音楽が環境の一部であるということは、つまりそのほかの環境が変われば音楽の意味も変わるということでもあります。真夏の夕暮れに鳴る風鈴の音と、空き家の軒先で真冬に鳴っている風鈴じゃ、まるで意味とその効果が違うでしょ。そう、環境音楽には TPO があるんです。
電気風鈴職人としての自分に目覚めた イーノ さんは、その後、TPO を絞った音楽をいくつか作ります。「Music For Films」や「Music For Airports」などがそうです。
前者はその名の通り、映画用のサントラです。映画音楽ってのは昔からありますけど、映像、セリフ、効果音、客席の雑音、という映画「環境」と混然一体となることを、あらかじめ意識して作った音楽があってもいいんでないの、というアプローチですね。なおこの当時「イーノ に映画音楽を作ってもらおう」なんて人は誰もいなかったため、当時はまだこの世に存在しない映画のサウンドトラックでした。
Music For Airports は空港の待合室/ロビー用の音楽です。電気風鈴職人ですから、ただ何となく空港ってわけではありません。1995年の彼の日記 A YEAR によれば、次の点に注意が払われたそうです。
最後のやつがちょっとフツーじゃないです。うん、ぼくが死んでもそんな大したことじゃないんだと言えるようになるための音楽だそうです。彼、飛行機嫌いみたいです。このへん頑固職人の心意気を感じさせます。
この後、アンビエント・ミュージック(とその派生系音楽)を作り続けて20数年、やがて彼の音楽が本物の映画や空港で使われるようになって現在に至る、です。
で、アンビエント・ミュージックはそこそこ認知され、めでたしめでたしなのかっていうと、むしろこれからですね。だって、レコードやCDの時代はいくら曲を長くしても1時間くらいが限界だったのですが、今やコンピュータやネットワークを駆使すれば、いくらでも長い曲を作って流せるようになっています。イーノがアンビエント・ミュージックのプロトタイプを提示したのであれば、その普及はまだまだこれからです。さらには、電気風鈴の発展形、永遠に終わらない音楽ジェネラティブ・ミュージック (Generative Music) ってのが出て来ます。
などと知ったかぶりで書いていますが、すいません。私がイーノをちゃんと聴き始めたのは最近のことで、Discreet Music の CD を購入したのは、つい先週のことだったりします。もちろん正しい聴き方をした私は、前述のカノンの冒頭を除き、それらがどんな曲だったのか思い出すことができません。
(「ふつうの生活のサウンドトラック」へ続く)
高電圧じじい集団ワイアー(Wire)の1979年のライブ映像をまとめた DVD がなんでかわからんけど突然発売されました。25年前といえば、彼らがまだ高電圧アートやくざで、ちょうどアルバム「154」を発表した頃のパフォーマンスです。
http://longnow.org/clock/prototype1/ |
The Long Now の興行主、スチュアート・ブランドさんのインタビュー記事。日本語で The Long Now がちゃんと紹介された文章というのはこれが初めてじゃないかな。
イーノが作った 1万年の間、毎日変化するベルの音色 (のプロトタイプ)ってのは「JANUARY 07003(7003年1月)」のことね。日本語で時計の「ベル」って書くと目覚し時計のベルみたいなちゃっちいのがイメージされがちなので、「鐘」と言ったほうがいいな。この CD に付いてくる小冊子で鐘の音生成アルゴリズムが解説されています。
http://en.wikipedia.org/wiki/File:The_Equatorial_Stars.jpg |
フリップ & イーノ(Fripp & Eno)約30年ぶりの新作、タイトルは「The Equatorial Stars (赤道直下の星)」。ベランダでおふとん干して、アイス食べながら聴いた。このアルバムに対するイーノのコメントは以下の通り。
最初はうまくいかなかった。私の靴は小さなグリーンのランプが点灯してる小さな黒いボックスの、小さな赤いボタンスイッチを押さなくちゃならなかったのだけど、その小さなボックスについてるボタンは、私たちのすごく変わったやり方のため説明が嫌になるくらいややこしい録音方法の開始を、説明するのが嫌になるくらいややこしい方式でデジタル録音機に通知するものだった。
私の靴が犯したミスに気づかないまま演奏のための準備は整い、我々の努力が効率的に淡々とビットからビットへ、バイトからバイトへ、説明するのが嫌になるくらいややこしい方式で記録されるはずだったのだけど、説明するのが嫌になるくらい間違ってた。
不必要に曖昧にならないように、普通のデジタル方式でやろうとしたのが間違いの元だ。約束する。ここでもうこの言葉は使わない。
私たちの最初の演奏は、かつて地上の誰ひとり聴いたことがないような素晴らしいものだった。天上の天使たちは妬みのあまり顔色を変え、自分たちの仕事がもうすぐなくなってしまうんじゃないかと不安に駆られたはずだ。悪魔たちはすすり泣き、歯ぎしりして、こんなにも素晴らしい音楽を作る私たちの魂の買収計画を準備していたに違いない。でも聴き返してみると、それは傑作でも何でもなかった。何も聴こえなかった。はっきり率直に言って、何もなかった。いや完全な無じゃなくわずかに何かあった分、無よりひどかったかもしれない。それは大きな鉄板を用意して、カラシニコフ銃あるいは類似品の軽機関銃でめちゃめちゃに打ち抜いたときの音によく似ていた。あるいはその穴だらけになった鉄板を頭の上にかざし「ゴッホのアルルの夜空」とつぶやいて穴越しに眺めたときの視覚体験のようだった。
この事件を引き起こした私の靴の片方(私には足が二本ある)、その靴は5日ほど前にオランダで買ったものでつま先が異様にとんがっていた。靴は私たちに入ってきたはずの売り上げをおじゃんにしてしまい、私たちは二度と最初にやったような演奏ができず、10ギガバイトにもおよぶ2時間分のビット情報だけが残された。どっと疲れが出た。オーブンのようにコンディションが変わるスタジオで日ごとに時間だけが過ぎていく...。そしてロバートはのどかであまりデジタル化されていない生活に戻ってしまった。ただし長距離通勤でテネシー州のナッシュビルと Bredonborough やドーセットを行き来する生活。数週間後、私はしかたなく泣き叫ぶテープをじめじめした迷宮から引きずり出し、尋問を始めた。引き伸ばしたり、押しつぶしたり、切り刻んだり、いじめたり、すりつぶしたり、歯ぎしりさせたり、波立たせたり、いらない部分を捨てたり、ループさせたり、分類したり、切ったり、えぐったりしてもまだ何も掘り出されるべき秘密がないなんて信じられない。何もない。
私たちの次のミーティングは良い天気にめぐまれた。木曜だった。
5月のニュースでこんなのがあった。レコード会社の言いなりにならず自分のやりたいようにやるなら、当然こうやって資金も自分で調達しなくちゃならない。
心筋梗塞ったら一般的には立派な重病だけど、ゆっくり寝てられそうにないね。
ボウイが先日「肩が痛え」ってツアーを中止したけど、原因は心筋梗塞だったらしい。肩や背中が痛いと思ったら実は心臓だったというケースは多いんだよね。
原チャリの CM ソングらしい。ヴァレリー・ホーン(Valerie Hohn)という人が歌っているらしい。シングル出さないのかな。売れそうなのにね。
フランス語で思い出したけど、COVERS 収録のサントワマミーで ジュテーム を担当していたコリーヌ・ブレさんは今「グラン・ルーヴル・オ・ジャポン」の代表をやってるそうです。
ムラコーが「80年代の U2 が好き!」なんて言いやがったんですよ。そこで急遽 U2 まつりを実施することになりました。まつりの内容は THE BEST OF 1980 - 1990 と BEST OF 1990-2000 を3日間に渡り、ただひたすらエンドレスで流し続けるというものです。つまり1日5、6回はうぃぞわぃざうちゅうです。
やってみるとわかりますが、前半 1980-1990 の流れは結構キツいですよ。特に1曲目の Pride から Where the Streets Have No Name あたりまでのところ。3周目あたりからディレイのかかった金属音の耳鳴りがし始めます。ムラコーも素直に「これ、かなりキますね」と認めました。
仕事が終わって帰ろうとしたら雨が降ってました。うっかり空を見上たらまた頭の中で New Year's Day のイントロが鳴り出しました。
そう、やっぱこれからはテスラコイルとテルミンだよな。
で、上記インタビューの掲載されている このサイト はいったい何のサイトなんですか?
Madonna has said US President George Bush and ex-Iraqi leader Saddam Hussein are alike because "they are both behaving in an irresponsible manner".
マドンナはね、「ほかの人がいいって言っても、あたしは絶対ゆるさない!」とか「ほかの人がだめって言ってても、絶対あたしが通してみせる!」ってところがとてもエラいと思う。ぜひ反戦平和で荒稼ぎしていただきたい。
身近にいたらすっげえやなやつかもしれないけど。
はやりオラの立場上(何の?)この件には触れておかねばなるまい。
Yahoo ニュースなどで t.A.T.u. が t.E.m.A. に名前を変えるなどとの報道が流れているが、ロシアの信頼筋によると、これはデマらしい。
みんな、だまされないでね!なすだにゃごにゃ。ぴーす。
「なあ きい わら へえ なき わら へえ」と歌ってるねえちゃんがいる。最近流行の島歌風節回しのアレ。気に入らない。なんで「わら へえ 」なんだよ。それを歌うなら「わら ええ 」でしょ。鼻がつまってるのに無理して歌ってるみたいで、非常に息苦しい。オラは先週末から鼻の調子が悪いんだよ。
1974年のブライアン・イーノ作品 Taking Tiger Mountain by Strategy (智取威虎山)がリメイクされました。といってもイーノ自身がリメイクしたんじゃなくて、Doug Hilsinger という(アマチュア?)ミュージシャンがレコーディングしたもの。
いやこれいいわ。上記リンク先に MP3 ファイルがあるから聴いてみて。キーボード類一切使わずに、いい音出してる。歌をうたってる Caroleen おねえさんもグラムないい声してる。イーノ本人も「カンドーした!」とコメントを寄せてます。
この Doug Hilsinger というおっちゃん、ほかにもこんなカッコでステージに出たり、おばちゃんコーラス・グループに参加したり、幅広く活動しているもよう。
さっきテレビで日本の昔のブルーズマン、ホーイチ・ザ・イアレスの話をやってたんだけどね。中村嘉葎雄扮するホーイチ、いいわ、ビワ・ギター、すげえ格好いい。ギャング・オブ・フォーのアンディ・ギルに勝ってるんじゃない?
TeX や Linux をどう発音するかはよく話題になるのに David の発音が話題にならないのはなぜだ?どう聴いてもデイヴィッドでしょ。デイビッドも許そう。でもデヴィッドやデビッドは認めたくない。そこを100歩譲るとしても デビット だけは堪忍してください。
トニ・ヴィスコンティ(Tony Visconti)です。デイヴィッド・ボウイ(David Bowie)のベルリン三部作、全部トニのプロデュースです。最もイーノ色の強いロジャー(Lodger)ですら、プロデュースはやっぱりトニです。ああ、ちゃんとジャケットに Tony Visconti と書いてあるのになぜ読んでもらえないの?可哀想なトニ。
はてなキーワードの記述、間違ってます。アカウントを持ってる人、誰かトニに代わって修正してあげてください。
ちなみボウイ作品でブライアン・イーノ(Brian Eno)がプロデューサとして参加してるのは唯一アウトサイド(1. Outside)のみ。どうせみんな知らねえだろ。近年、最も売れなかったアルバムだ。
ゴールデン・ウィークなので、初めて「トリビア」ってテレビ番組見てみました。荒俣宏が へぇ ってボタン押すやつ。
サティのヴェクサシオンがネタになってました。単純なテーマを840回繰り返し、全部演奏するのに18時間以上かかる曲。別にあれ、840回じゃなくてもいいんだよ。どうせ聴いてるほうだって何回目だろうが関係ないんだから。要するにいつ終わるともなく延々と続いているという実感ができればいいの。19世紀末に生きていたサティが、こうゆう曲がやがて一般の人々に当たり前に聴かれるようになる日が来ると本当に信じていたのかどうかはわからないけど、そうなる日は確実に近づいてると思うね。イーノがネロリみたいな曲を商品として実際に流通させ、Koan が技術的な問題(生身の演奏者は単調なくり返しに長時間耐えられない)を払拭してくれたわけだし。
そのへんのショッピング・センターの BGM としてそんな曲が流れるようになるまで、うーん、あと30年くらい?もっとかかるかな?
ごくごく一部で大好評、きみにも歌える英語の名曲シリーズ第二弾はプリティ・ヴェイカント(Pretty Vacant)です。
前回のボブ・ディランほど難しくはありません。普通は vacant を「べぇいかんと」と、頭にアクセントを置いて発音するのですが、この曲では「べぇい かんと」後ろを強調するのがポイントです。こうすること、普通テレビやラジオで発することのできない言葉を正々堂々と叫んでいるように聴こえるわけです。
ぜずのぉ ぽいにんあすきん にょげっのぉ りぷらい や
あ じゃす り めんば あ どんでぃ さあい
あい がっのぉ りずん いつ おぅ とぅまっち
よ おぅうぇい ふぁいんだす
あう とぅ らぁん ち
あ うぇい そう ぷれてぃ おうっ そう ぷれてぃ
うぇ べぇいかん と
あ うぇい そう ぷれてぃ おうっ そう ぷれてぃ
うぇ べぇいかん と
どん なすかす とぅ あてぇん かずうぇ なとぉる ぜぇ
あ どん ぷり てん こず あ どん けぇ
あ どんびりぃ びんるぅじょん
ずとぅ まっちぃず りある
すたっふ よ ちぃぷ こめん つぉ
こず うぃのぅ わっうぃ ふぃある
あ うぇい そう ぷれてぃ おうっ そう ぷれてぃ
うぇ べぇいかん と
あ うぇい そう ぷれてぃ おうっ そう ぷれてぃ
うぇ べぇいかん と
あ うぇい そう ぷれてぃ おうっ そう ぷれてぃ あぁぁ
あん なぁう
あぁ うぃどん けえ あぁぁぁぁ
ぜずのぉ ぽいにんあすきん にょげっのぉ りぷらい
あ じゃす り めんば あ どんでぃ さあい
あい がっのぉ りずん いつ おぅ とぅまっち
よ おぅうぇいず ふぁいんどみぃ
あ あう とぅ らぁん ち
うぇ あ だん らん ち
あ うぇい そう ぷれてぃ おうっ そう ぷれてぃ あぁぁ
うぇ べぇいかん と
あ うぇい そう ぷれてぃ おうっ そう ぷれてぃ あ
うぇ べぇいかん と
あ うぇい そう ぷれてぃ おうっ そう ぷれてぃ あぁぁ
あん なぁう
あぁ うぃどん けえ あぁぁぁぁ
うぃ ぷれ てぃ あ ぷりてぃ べぇい かんと
うぃ ぷれ てぃ あ ぷりてぃ べぇい かんと
うぃ ぷれ てぃ あ ぷりてぃ べぇい かんと
うぃ ぷれ てぃ あ ぷりてぃ べぇい かんと
あ うぃどん けえ あぁぁぁぁ
なのか?
ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトがプロデュースした ロレッタ・リンの新作 が出てます。ジャックがギターも弾いてて、デュエット曲も1曲あり。
そういえばジャックの歌う「ジョリーン」もいいんだよ。日本ではオリビア・ニュートンジョン・バージョンでおなじみの曲。「白血球 (White Blood Cells)」のボーナストラック(国内版のみ)として収録されてます。
http://en.wikipedia.org/wiki/File:PiLSecondEdition.jpg |
社会科の教科書に出てくるノーヴム・オルガヌムの人じゃなくてこっち。パブリック・イメージ・リミテッド(Public Image Ltd.)の「セカンド・エディション(Second Edition)」のジャケットはもちろん triptych のパロディね。もちろんこの頃まだデジカメとかフォトショップなんてものは世に存在しなかった。
やっぱ世界中の人々が長年に渡って大量のお金をつぎ込んだロックンロール・スター様たちは皆、最後にこれくらいやって世間に恩返ししてもらいたいね。
あれだよ。1970年代あたりに活躍した大スターたちが、もうあと10年もせずに続々引退し始めるでしょ。今50代から60くらいの人たち。彼らはワカゾーと違って、著作権管理も自分の会社でやってたりするから、自分の作品に大きな権限を持ってる。「自分が死んだ後も自分の作品が人々の中に生き続けるようにするにはどうしたらいいのかなあ。そのまま残して、親類縁者に相続争いをさせるだけってのはおもしろくないなあ。いっそのこと...」って考える人がたくさん出てくるよ、きっと。
早くそうなればいいなあ。
日本人もこれからはこくさいこうけんとかいろいろしなくちゃならないのだから、正しい発音で英語の歌が歌えなくちゃだめだよ。でも英語の歌詞カードを見てもちゃんと歌えない人が多いんだな。カタカナ英語だとどうしても言葉のリズムが違ってきちゃうから。日本人はみんな歌うときひらがなでしょ。ひらがなじゃないとだめなんだよ。
1回目からいきなり難曲登場、ボブ・ディラン(Bob Dylan)です。この人、独特のリズムで歌うからねぇ。でもひらがなならだいじょうぶ。うそだと思ったら CD にあわせて一緒に歌ってみな。
えー、この曲の登場は1976年ですね。当時日本ではボブ・ディランという名前こそ知られていたものの、レコードはぜんぜん売れてなかったの。けど、この曲が収録されているアルバム Desire は突然売れたの。ほんとだよ。旭川マルカツデパートの3階にあった冨貴堂書店の有線で何度も聴いたもん。ほとんどの曲がエミルー・ハリスとのデュエットで、2人のハモってんだかハモってないんだかよくわかんない歌にヴァイオリンがフィーチャーされて、ジプシー風の異国情緒を醸し出して久保田早紀的にウケたのだと思います。ひょっとしたら日本で一番売れたディランのアルバムかもしれない。この曲はたしか日本でだけシングルカットされていたはず。
ホワイト・ストライプスもファーストでカバーしているのだけど、そっちもなかなかいいよ。
さあ、きみもディランのようにやけくそ気味に吐き出すようにうたおう!
よ ぶれしず すうぃ うぃずよ あざら あぁ い とぅ でゅうぇる いんざすかい よ ばけず すとぅれいよ へりず すむぅぅ おん ざ ぴろ うぇ ゆらい ばらぃ どん せんさ ふぁくしょぉぉん の ぐらぃ とぅ ど ろぉぉぶ よ ろぃよてぃず なっとぅみぃ ば とぅざ すたぁ ざぁぼ わん もぉ かっぽぉ こふぃ ふぉだ ろ わん もぉ かっぽぉ こふぃ ふぉらぁ ご とぅざ う゛ぁれべろぅ よ だでぃ ひぃざ あぅ ろぅおぉ だんうぉの ばいとれぃ よ てぃちょ はぁ とぅ ぴっくんちゅぅ ざんど はぁ とぅ すろぉ ざ ぶれぃ ひ ぉばしぃいず きんどぉおん そぅ のぅ すとれぃんじゃ だず いん とるぅぅど ひず ぼいし とらんぼ ざっじこう ざう ふぉ あなざぁ ぷれぃとぶ ふう わん もぉ かっぽぉ こふぃ ふぉだ ろ わん もぉ かっぽぉ こふぃ ふぉらぁ ご とぅざ う゛ぁれべろぅ よ すぃすたぁ すぃ ざ ふゅうちゃあぁぁ らいきよ まま あんにょせるふ ゆぶねば らんと りど らいぃぃ ざぁず の ぼっくさぽん にょせる あんにょ ぷれじゃ のうず の れめっと よ ぼいせず らいか めど らぁあく ぶっちょ はーでず らいか のうしゃん めす てりあぁす あんだぁく わん もぉ かっぽぉ こふぃ ふぉだ ろ わん もぉ かっぽぉ こふぃ ふぉらぁ ご とぅざ う゛ぁれべろぅ
Today's April Fool - A New Signature Tune
The Archers というのは BBC ラジオで放送されている農村を舞台にしたラジオドラマで、なんと53年も続いている番組らしい。その放送開始以来のテーマ曲をイーノがリミックスしたものに変えることにしました、というのがネタ。
一般の人はどうかわからないけど、イーノを聴き込んでいるファンならマジで受け取ってしまいそう。本当にやらせたら、すぐにはわからないようなすごく微妙なリミックスを施すんじゃないかな。
今じゃスポーツ新聞でさえ報道してくれなくなったので、オラが代わってお知らせします。t.A.T.u. が復活して5月からツアーを始めるもようです。マネージャーをクビにしてグループ名を変えるとかいう話だったのですが、今のところまだ t.A.T.u. になってます。
ロシアを離れ活躍の舞台を米国に移して英語で歌うのかなあ。t.A.T.u. は ロシア語 で歌ったほうが可愛らしくていいのになあ。ホントだよ。НАС НЕ ДОГОНЯТ は「なすにゃだごにゃ」って発音されるのだけど(「ご」は鼻濁音)、くり返し「なすにゃだごにゃ なすにゃだごにゃ なすにゃだごにゃ」って語感がすごく気持ちイイんだよ。ロシア語があればトレバー・ホーンなんていらない。
グレアム・グリーンのブライトン・ロックってリチャード・アッテンボロー主演の映画があったのか。知らなかった。Web で検索しても日本語の情報まったくないから、日本で上映されたことないのかな。イギリスでは 20世紀のイギリス映画100選 で15位に選ばれるほど有名な映画らしい。
小説のほうは高校生の頃読んだ。丸谷才一訳のやつ。主人公のピンキーってのが昔のジョン・ライドンに雰囲気そっくりなんだよ。グレアム・グリーン全集の第6巻に収録されてる。
書くの忘れてた。 Blacksmoke と John Lydon の BBC セッションは Web で公開されず の件、レコード会社との契約の関係かなと思っていたのだけど、ジミー・コーティがジョン・ライドンに連絡せず無断で作って放送したものらしい。ライドン様は here’s Mr Rotten, you want to use him, well fucking ask him! とお怒りになってました。なのに blacksmoke.org に今でも coming soon と出してる。やっぱジミー・コーティってただのアホ?
ギタリスト John McGeoch (日本では多くの場合ジョン・マクガフと表記されるのですが、ホントはジョン・マッギーオと発音)が3月5日に亡くなったそうです。49歳。早すぎるんじゃないの。だってまだギタリスト John McGeoch のこと知らない人たくさんいるじゃない。次はそろそろ John McGeoch の番だなって思ってたのに。
ギタリスト John McGeoch を言葉で表現するのはとても難しいな。基本的には「うた」をバックアップするタイプのギターを弾く人で、パンク時代のスティーブ・クロッパーと言えなくもない。後に引きすぎないし、前に出過ぎもしない。うっかりすると聴き流してしまうのだけど、あるときふと「あのギターを聴きたい!」と思い出す音。
1970年代後半から マガジン、スージー・アンド・ザ・バンシーズ(Siouxsie & The Banshees)、パブリック・イメージ・リミテッド(Public Image Ltd.)などのバンドにギタリスト、サックス奏者として参加、ここ10年くらいは看護師の仕事をしていたそうです。
John McGeoch のギターを聴いたことない人には アルバム「Happy?」をおすすめします。
white stripes, a photo by masao nakagami on Flickr. |
「ねえちゃん、俺もうダメだ。とうとうバンドの連中からも見捨てられちまった。明日がステージだってのに、ドラムもベースもいない。結局俺の才能なんてこの程度のものだったんだ。」
「ジャックの意気地なし!」(ビンタをはる音)
「何すんだよ!ねえちゃんに俺の気持ちなんか分かるもんか。」
「ジャックはいつからそんな弱虫になったの!ぼくの中でジャニス・ジョプリンとイギー・ポップとジミー・ペイジとそのほかすごいものが全部溶け合って一緒に出てくるんだって、目をきらきら輝かせながら話していたあの頃のジャックはどこへ行ってしまったの?」
「ねえちゃん....。」
「ドラムやベースがいないくらいなんだっての。ジャックがいるじゃない。ジャックがギターを弾いて歌う。それだけで充分よ。余計なものなんていらないのよ。」
「ねえちゃん...。わかった。俺が意気地なしだった。もう一度がんばってみるよ。」
ギターを手に取り歌い出すジャック。しかし音の隙間を埋めようと力みすぎてしまうためか、パワーが空回りしてしまう。
「だめなのかな。ひとりじゃやっぱりだめなのかな。妥協してでも、メンバーを尊重して仲良くやっていればよかったのかな。そうなのかな。」
再び手を止めうつむいてしまったジャックの背後で突然ドラムの音がする。
どん ぽこ どん ぽこ どん ぽこ がしゃーん
どん ぽこ どん ぽこ どん ぽこ がしゃーん
「ね、ねえちゃん!」
「どうしたの?ジャック。さっさとギターを取って。リハーサル開始よ。バックは私にまかせてあなたは思う存分、やりたいように弾きなさい。歌いなさい。」
「ね、ねえちゃん!」(鼻水をすする音)
という経緯で結成されたホワイト・ストライプス(The White Stripes)。日本ではなぜかあまり売れてないのですが、 先日のグラミー賞でのステージを見て目覚めた人がたくさんいるようです。メグねえちゃんのおかげで長年患っていた病気が治ったという人までいます。
火星にかつて大量の水があったことはほぼ間違いない。そうですか。それは素晴しい。
ところで、昨日予告していてた「火星に関する重大発表」というやつが気になるんですが、まだですか?
ほら、ほら、ほら、 ABC 振興会 だって取り上げてるでしょ。きみたちにもやっとジョン・ライドンの良さがわかるようになってきたのね。昨日、今日はじまったことじゃないの。昔からそうなの。昔からジョンは半ズボン党だったし、かあちゃんは大切にするし、駝鳥とだって仲良くする奴なの。ごはんを粗末に扱うようなのは許せない奴なの。セックス・ピストルズの歌をもう一度ちゃんと聴き直してみなよ。
ブライトンで立派なおばさんをやっておられる mikako 様による 日本語ジョン・ライドン情報サイト もご覧ください。さすが、正当な評価をされております。ロッキングオンはさっさと No Irish, No Blacks, No Dogs を復刊しなさい。
イーノの CURIOSITIES Volume 1 に入ってる My Lonely Organ、これきっと A YEAR に書かれている曲だ。以下、該当部分引用。
10月15日
Koan 作業。コンピュータはしょっちゅう落ちて、前に落ちた時以降の作業をすべて消してしまうので、いつもセーブするように自分に言い聞かせないとならない。このためわたしは作業中に頭に本を乗せる。それがしょっちゅう落ちるので、保存しなきゃと気がつくわけだ。おもしろい副作用 - 本を頭にしばらくでも乗せておくには、姿勢良くすわって、頭でなく目を動かさなくてはならない。これこそコンピュータの正しい使い方ではないか、と思い始めている。
Koan ですてきなオルガンの独奏曲 - 信者たちが集まってくる間、なんとなく雰囲気を盛り上げるために適当にだれかが弾いているような感じ。
Koan というのは音楽を「自動的に生成」してくれるソフトウェアです。使ってると確かによく落ちます。My Lonely Organ はほんのちょっとだけど ここ で聴けます。
NiNA HAGeN が22日夜(日本時間23日昼)、 DNA Lounge でライブ をおこないます。ストリーミングしてくれるはずなので、日本でも彼女の雄姿が見られます。ファースト・アルバム NINA HAGEN BAND が出たのは 1978年なので、たぶん今50歳くらいじゃないかな。とても立派な芸人さんです。
フライングキッズってオラ聴いたことないんだけど、ベストアルバム発売に当たって清志郎が寄せているコメントが素晴らしい。
浜ちゃんのソロ・アルバムは素晴らしい。フライング・キッズよりぜんぜんいい。フライング・キッズのベスト盤なんか買わないで浜ちゃんのソロを2枚買おうぜ、ベイビー!いつもそうなんだ、必ず前のレコード会社が同時にベスト盤を出して、新作のじゃまをするんだよ。それが、この世界のキマリだ。俺もいつもそんな目に会ってる。だから言わせてもらうぜ。浜ちゃんのニュー・アルバムはフライング・キッズのベスト盤よりぜんぜん素晴らしい。月とスッポンさ。
これ載せたビクターの広報担当者はもっと素晴らしい。がんばれ、浜ちゃん。聴いたことないけど。
志半ばにして脱落したもようです。どうすんだよ、チンパンジーわ!
ま、Nick Launay がレコーディングに参加した新作が間もなく出るみたいなので、そっちを期待しましょ。
先日おこなわれた Long Now Foundation 主催の Long Term Thinking セミナー でイーノがおもしろいこと言ってたよ。
BBC ニュースにはピーター・ガブリエルの発言しか載っていませんが、曰く「別に音楽ビジネス業界と縁を切ろうってわけじゃない」、「音楽家は音楽を作る専門家であってマーケティングの専門家じゃない」、「ぼくたちは音楽の作成、流通のすべてを自分たちでコントロールしたいというアーティストがいるなら、それを協同で可能にするためのものが必要だと思ってる」、「ミュージシャンは収入の6割をレコードの売上げに依存している。レコード会社から多額の小切手を受け取りながら、一方で音楽を無料で配布しようという奴なんかいるはずないでしょ。それができるのはレコード以外の収入を確保できる超大スターだけだよ。」等々。
たとえば養鶏農家は養鶏の専門家だけど、卵のマーケティングについて無関心でやっていけるはずありません。音楽も卵と同様に当り前のものになりつつあるってことですね。
1976年のデビュー以来30年近くに渡り、世界中の髄膜炎で蓄膿症で弱視で歯並びが悪くていじめられっ子の少年少女に夢と希望を与え続けているジョン・ライドンさん(通称ロットン 47歳)が、グラナダTVのご厚意によりオーストラリアのジャングルでサバイバル生活されることになりました。
彼はこれをネタに良家の奥様たちからお金を巻き上げて白いチンパンジーを救うのだそうです。
ムラコーからの情報。偏屈電気じじい集団ワイアーが来月東京と大阪でギグをおこないます。
ムラコーのお友達の間で最近「こおゆうかっこいい音を出すバンドを知ってるか?」と話題らしい。いいことだねぇ。ワイアーに関して日本ではほとんど情報ないから、音だけの口コミで伝わったんだろうねぇ。
しかし彼らはエラいよね。一時期を除いてまともに食えるだけのレコード・セールスなんかないはず。今はメンバーもそれぞれ別の国に住んでるらしいから、さぞかし家族も「おとうちゃん、変な音楽やってお金にならないツアーなんかしないでちゃんと働いてよ!」と泣いているだろうに。あの歳でいまだ活動を続けていて新しいファンを獲得しているとはね。
東京、大阪近辺にお住まいの方はこの機会にぜひワイアーによる正しい電気音を味わってみてください。ワイアーの CD 聴いたことないので何か1枚という方には最新作「Send」をお勧めします。
Aphex Twin らを擁するシェフィールドのレーベル WARP RECORDS は DRM などのコピープロテクトなしで音楽のダウンロード販売を始めたそうです。なま MP3 です。だんだん増えてきたね、こうゆうとこ。ほかにも Magnatune や Ogg Vorbis 形式のファイルを提供している Audio Lunchbox というのがある。
有名人経済の時代キターって感じ。もうひとつオンライン音楽の普及といっしょに、もう一度シングルの時代が来ると思うな。