2004/07/26

The Equatorial Stars - フリップ & イーノ

http://en.wikipedia.org/wiki/File:The_Equatorial_Stars.jpg

フリップ & イーノ(Fripp & Eno)約30年ぶりの新作、タイトルは「The Equatorial Stars (赤道直下の星)」。ベランダでおふとん干して、アイス食べながら聴いた。このアルバムに対するイーノのコメントは以下の通り。

最初はうまくいかなかった。私の靴は小さなグリーンのランプが点灯してる小さな黒いボックスの、小さな赤いボタンスイッチを押さなくちゃならなかったのだけど、その小さなボックスについてるボタンは、私たちのすごく変わったやり方のため説明が嫌になるくらいややこしい録音方法の開始を、説明するのが嫌になるくらいややこしい方式でデジタル録音機に通知するものだった。

私の靴が犯したミスに気づかないまま演奏のための準備は整い、我々の努力が効率的に淡々とビットからビットへ、バイトからバイトへ、説明するのが嫌になるくらいややこしい方式で記録されるはずだったのだけど、説明するのが嫌になるくらい間違ってた。

不必要に曖昧にならないように、普通のデジタル方式でやろうとしたのが間違いの元だ。約束する。ここでもうこの言葉は使わない。

私たちの最初の演奏は、かつて地上の誰ひとり聴いたことがないような素晴らしいものだった。天上の天使たちは妬みのあまり顔色を変え、自分たちの仕事がもうすぐなくなってしまうんじゃないかと不安に駆られたはずだ。悪魔たちはすすり泣き、歯ぎしりして、こんなにも素晴らしい音楽を作る私たちの魂の買収計画を準備していたに違いない。でも聴き返してみると、それは傑作でも何でもなかった。何も聴こえなかった。はっきり率直に言って、何もなかった。いや完全な無じゃなくわずかに何かあった分、無よりひどかったかもしれない。それは大きな鉄板を用意して、カラシニコフ銃あるいは類似品の軽機関銃でめちゃめちゃに打ち抜いたときの音によく似ていた。あるいはその穴だらけになった鉄板を頭の上にかざし「ゴッホのアルルの夜空」とつぶやいて穴越しに眺めたときの視覚体験のようだった。

この事件を引き起こした私の靴の片方(私には足が二本ある)、その靴は5日ほど前にオランダで買ったものでつま先が異様にとんがっていた。靴は私たちに入ってきたはずの売り上げをおじゃんにしてしまい、私たちは二度と最初にやったような演奏ができず、10ギガバイトにもおよぶ2時間分のビット情報だけが残された。どっと疲れが出た。オーブンのようにコンディションが変わるスタジオで日ごとに時間だけが過ぎていく...。そしてロバートはのどかであまりデジタル化されていない生活に戻ってしまった。ただし長距離通勤でテネシー州のナッシュビルと Bredonborough やドーセットを行き来する生活。数週間後、私はしかたなく泣き叫ぶテープをじめじめした迷宮から引きずり出し、尋問を始めた。引き伸ばしたり、押しつぶしたり、切り刻んだり、いじめたり、すりつぶしたり、歯ぎしりさせたり、波立たせたり、いらない部分を捨てたり、ループさせたり、分類したり、切ったり、えぐったりしてもまだ何も掘り出されるべき秘密がないなんて信じられない。何もない。

私たちの次のミーティングは良い天気にめぐまれた。木曜だった。

2004/07/12

デビッド・ボウイ 大暴落 岐路に立つアイドル債

5月のニュースでこんなのがあった。レコード会社の言いなりにならず自分のやりたいようにやるなら、当然こうやって資金も自分で調達しなくちゃならない。

心筋梗塞ったら一般的には立派な重病だけど、ゆっくり寝てられそうにないね。

2004/07/09

Bowie in emergency heart surgery

ボウイが先日「肩が痛え」ってツアーを中止したけど、原因は心筋梗塞だったらしい。肩や背中が痛いと思ったら実は心臓だったというケースは多いんだよね。

2004/07/08

トランジスタ・ラジオ (フランス語バージョン) - ヴァレリー・ホーン

原チャリの CM ソングらしい。ヴァレリー・ホーン(Valerie Hohn)という人が歌っているらしい。シングル出さないのかな。売れそうなのにね。

フランス語で思い出したけど、COVERS 収録のサントワマミーで ジュテーム を担当していたコリーヌ・ブレさんは今「グラン・ルーヴル・オ・ジャポン」の代表をやってるそうです。

2004/07/06

U2 まつり実施中

ムラコーが「80年代の U2 が好き!」なんて言いやがったんですよ。そこで急遽 U2 まつりを実施することになりました。まつりの内容は THE BEST OF 1980 - 1990BEST OF 1990-2000 を3日間に渡り、ただひたすらエンドレスで流し続けるというものです。つまり1日5、6回はうぃぞわぃざうちゅうです。

やってみるとわかりますが、前半 1980-1990 の流れは結構キツいですよ。特に1曲目の Pride から Where the Streets Have No Name あたりまでのところ。3周目あたりからディレイのかかった金属音の耳鳴りがし始めます。ムラコーも素直に「これ、かなりキますね」と認めました。

仕事が終わって帰ろうとしたら雨が降ってました。うっかり空を見上たらまた頭の中で New Year's Day のイントロが鳴り出しました。

2004/07/04

They Might Be Giants Open Their Own Music Store

そう、うちは狭いんだよ。CD 何百枚も置いとくスペースないんだよ。だからこれでいいの。

He is extremely important because number one

そう、やっぱこれからはテスラコイルとテルミンだよな。

で、上記インタビューの掲載されている このサイト はいったい何のサイトなんですか?

注目の投稿

便所と夫婦と世界が抱える問題 (Double Trouble - Public Image Ltd)

いったい何をごちゃごちゃ言ってんだよ。何だって?トイレがまたぶっこわれた?ああ、前は俺が直したよ。また配管屋を頼めって言ったろ。何度でも頼めって...。 なんということでしょう。PiLのニューアルバムWhat the World Needs Now...はトラブルの歌で幕...